日本産農林水産物・食品輸出に向けたコーシャ調査報告書(2014年3月)

最終更新日: 2014年03月31日

「相応しい状態」を意味するユダヤ教の戒律に基づく食規定「コーシャ(KOSHER)」を満たした商品は、ユダヤ教徒、ユダヤ人市場からのニーズがある。

一方でコーシャ食品のニーズは、ユダヤ教徒、ユダヤ人市場からのものに留まらない。

コーシャ製品は、原料のトレーサビリティの確保、第三者であるラビの実地検査による製造工程の確認といった認証プロセスを経ているため、消費者に安全・安心のイメージを与えていると考えられる。また、コカ・コーラなどの食品大手はコーシャ認証を取得しており、コストコなど大手小売の自社ブランド製品でコーシャ認証を取得した製品が並ぶなど、一般消費者にとっても身近なものとなっている。

「健康・安心・安全」を求めるコーシャ食品の購買層と、海外で「ヘルシー」である点が評価されている日本食、日本食品の購買層は親和性が高いと考えられ、日本食品の海外進出を考えた場合ひとつのヒントとなりうる。

本報告書では、コーシャ市場とコーシャ認証、主な海外のコーシャ市場としてイスラエル、米国のコーシャ認証とコーシャ市場についてまとめた。

イスラエル市場、米国市場参入の参考になれば幸いである。

レポートをご覧いただいた後、 アンケート (所要時間:約1分)にご協力ください。

発行年月:2014年3月

作成部署:ジェトロ農林水産・食品調査課

総ページ数:31ページ

記事番号:07001662

関連情報

ご質問・お問い合わせ