アジア・欧州企業の米国展開事例(2014年3月)

最終更新日: 2014年03月31日

アジアや欧州企業の米国展開が活発化している。中国の食肉加工大手、双匯(そうかい)集団は米国同業最大手スミスフィールド・フーズを71億ドルで買収するなど、買収規模が大型化している。また、中国のパソコンメーカー大手のレノボはノースカロライナ州に、韓国ハンコックタイヤはテネシー州にそれぞれ新工場を設立、中国小売大手の蘇寧雲商集団は初の国外研究開発拠点をシリコンバレーに開設するなど、米国で製造や研究開発拠点作りを急いでいる。さらに韓国のロッテケミカルはルイジアナ州にエチレン生産拠点を設立する意向を明らかにするなど、シェール革命への対応も見られる。
他方、欧州企業は、金融危機以降に回復・拡大を続ける自動車市場に関連した事例が目立つ。ドイツの自動車部品メーカー、セット・エフ・フリードリヒスハーフェンやグラマーが、それぞれサウスカロライナ州、ミシシッピー州に新工場を建設している。ドイツの自動車メーカーの米国生産が増えれば、関連企業の進出が続くことが予想される。

発行年月:2014年3月

作成部署:ジェトロ・ニューヨーク事務所

総ページ数:43ページ

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記事番号:07001641

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