サービス立国型英国の経済構造−中小企業の視点から−(2014年3月)

最終更新日: 2014年03月25日

現在日本においては、中小企業の活性化が安倍政権の「成長戦略」の柱の一つと位置づけられている。日本の企業の大部分を占める中小企業の強化を図るためには、産業構造やビジネスモデルそのものを問い直す必要がある。そこでは日本の産業の根幹を成す「ものづくり」(製造業)のあり方も改めて見直し、成熟社会における望ましい産業間のバランスを考えることも求められるであろう。
英国と日本を比較した場合、ユーラシア大陸の端に位置する小さな島国という点でいくつか共通性はあるものの、「サービス立国」の英国はやはり日本とは対照的な経済構造をもつ。本レポートでは、「要するに英国は何で稼いでいるのか」という問題意識を出発点として英国の経済産業構造について理解を試み、その中における中小企業の位置づけを明らかにしたい。すべてが日本にとってのお手本というわけではなく、反面教師の側面も多いかもしれないが、構造改革を迫られ転機に立つ日本の進路を考える際に、英国のケースも何らかのヒントになると考えるからである。
本レポートは、Komatsu Research & Advisory (KRA)に委託し取り纏めたものである。

発行年月:2014年3月

作成部署:ジェトロ・ロンドン事務所、ジェトロ欧州ロシアCIS課

総ページ数:39ページ

記事番号:07001626

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