サブサハラ市場と市場開拓 I 〜市場とビジネス環境・企業〜(2013年3月)

最終更新日: 2013年03月27日

サブサハラには、急激に経済を拡大している国が集まっており、国際通貨基金は2011〜2015年に最も経済成長が早いと予測される世界上位10カ国のうち、7カ国はサブサハラの国々であると発表して、世界の注目を集めた。2010年のサブサハラのGDPは1兆1,120億1,000万ドルで、南アフリカとナイジェリアでサブサハラ全体の50.1%を占める。また、2013年のGDP成長率は5.3%の予測である。しかし、それぞれの国の経済状況は大きく異なるので、注意が必要である。サブサハラにおけるすべての産業の今後の拡大において、法整備とインフラの改善が急務である。そして、それを実現するためには、政府のガバナンス改善や、アフリカ大陸内での政治的協調も重要である。世界銀行やNGOが出している投資環境やガバナンスに関する指標は、今後の市場成長を見極める際に参考になる。特にインフラが改善されて国内外からの投資が増え、競争が活発になれば、他の途上地域と比較して大幅に高いサービスや商品の価格も改善されるだろう。そうなれば、さらに地域の経済発展が加速することが予測される。

発行年月:2013年3月

作成部署:ジェトロ調査企画課

総ページ数:106ページ

記事番号:07001255

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