EUのCCCTB(共通連結法人税課税標準)指令案の概要と今後の見通し(2012年4月)

最終更新日: 2012年04月26日

欧州委員会は2011年3月16日、共通連結法人税課税標準指令案(A proposal for a Council Directive on a Common Consolidated Corporate Tax Base: CCCTB)を提案した。この指令案では、EUにおける居住法人及び支店の利益の計算方法、計算された単体ごとの利益の連結、その連結された利益を加盟国に配分する方法を提案している。欧州委員会では、加盟国ごとに異なる税制が、過剰な課税、二重課税、コンプライアンス・コスト増加の原因で、EUの単一市場における投資の障害になっており、CCCTBは、単一市場における障害を取り除き、成長と雇用の増加を促進する政策であると考えている。本レポートでは、CCCTB指令案の概要と採択の見通しを解説する。
なお、本レポートはジェトロ・ブリュッセル事務所がKPMGブリュッセル事務所の野村正智ディレクターにCCCTB指令案の概要と今後の見通しの解説を委託し、作成したものである。

発行年月:2012年4月

作成部署:ジェトロ・ブリュッセル事務所、ジェトロ欧州ロシアCIS課

総ページ数:15ページ

記事番号:07000938

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