南カリフォルニア日系企業調査2004年 (2004年9月)

最終更新日: 2006年03月09日

ロサンゼルス近郊に集中している南カルフォル二アの日系企業は、4社に3社が本社となっているなど全米における中枢機能を有している。また、アンケートに基づく試算によれば、現地での雇用が11万人強、給与支払額が61億ドル強となっている他、57%の社が寄付・寄贈を行うなど、地元経済に大きな貢献を行ってきた。

こうした日系企業の多くは、景気拡大にあるなかで、市場の大きさ、物流拠点としての魅力、日系社会の広さなどの点から引き続き南カリフォル二アを魅力的とみている。また、カリフォルニア州への進出等の目的に照らして、自社の現在の業績を評価してもらうと、6割強の企業が肯定的に評価している他、6割強の企業が今後の業績に前向きの見通しをもっているなど、日系企業の前向きな姿が伺える。

他方で、事業遂行上の障害・不満として4社に3社が雇用コストを挙げるなど、今後の業務運営上の不安も含め雇用負担の増大を問題視する回答が目立った。このことは、米国内で南カリフォルニア地域のみ新たな投資・ビジネスの魅力が前回(2002年)より低下しているとしたことにもつながった。


主な図表:
表1    地区別分布状況 P.1
グラフ2  事業形態 P.3
表5    日系企業の総雇用数(試算) P.7
表7    日系企業の給与支払総額(試算) P.9
グラフ7  2003年中に寄付・寄贈の実施状況 P.10
グラフ10  カリフォルニア州の魅力 P.12
グラフ17  今後の業務運営上の不安 P.18
グラフ18  事業遂行上の障害・不満 P.19
グラフ20  新たな投資・ビジネスの魅力を感じる地域 P.26

発行年月 :2004年09月
作成部署 :ロサンゼルスセンター
総ページ数:35ページ

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記事番号:05001111

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