北米日系製造業の経営実態-2005年度調査- (2005年10月)

最終更新日: 2005年12月27日

本報告書は、ジェトロが2005年7〜8月にかけ、在米国日系製造企業586社、在カナダ日系企業(非製造業を含む)191社の方々にご協力いただいたアンケート調査の結果をまとめたものです。米国では1981年以来24回目、カナダは89年以来16回目となります。前回調査は2003年12月〜2004年1月。実施事務所は、ニューヨーク、サンフランシスコ、ロサンゼルス、シカゴ、ヒューストン、アトランタ。カナダはトロント、バンクーバーの計8ヵ所。

今回調査では、これまで継続的に取り上げてきた景況感、経営上の問題などの設問に加え、市場における中国製品の輸入増加がどのような影響をもたらし、日系製造業がどのように対応しようとしているのか、また米国・カナダ両政府が進める自由貿易協定(FTA)政策についての評価と期待についても質問を設けました。

今回の調査結果のポイントとしては、米国経済の回復加速を反映し、在米日系製造業の収益の改善傾向が継続していることが挙げられます。8月末から9月にかけ米国を襲ったハリケーン「カトリーナ」「リタ」の影響は今回の調査には反映されていませんが、今のところハリケーンによる経済的影響は限定的にとどまると見られ、日系企業の経営へのダメージも少ないと予測されます。

主な図表:

(在米日系製造業の経営実態)
・営業利益の推移と米国の実質GDP成長率(p.5)
・DI値でみた営業利益の推移と米国の実質GDP成長率(p.7)
・輸入調達先別の今後の方針(p.26)
・北米におけるFTAのメリット(p.30)
・主要業種における中国製品の輸入増加による影響(p.34)
・中国製品への対応(前回調査との比較)(p.35)
・望ましい人民元の為替制度(p.37)
・在米日系製造業 州別工場分布(p.41)

(在カナダ日系製造業の経営実態)
・営業利益の推移とカナダのGDP成長率(p.46)
・DI値でみた営業利益の推移(p.48)
・北米におけるFTAのメリット(p.63)
・中国製品の輸入増加による影響(p.65)
・中国製品への対応(前回調査との比較)(p.66)
・望ましい人民元の為替制度(p.67)
・在カナダ日系企業の立地状況(p.68)

発行年月 :2005年10月
作成部署 :海外調査部北米課、在北米8センター・事務所
総ページ数:197ページ

※本調査レポートの要旨(記者発表分)は以下より入手することができます(印刷可)。

要旨(米国、カナダ)
レポート全文は下記PDFファイルにて閲覧のみ可能となっております。

発行年月 :2005年10月
作成部署 :海外調査部北米課、在北米8センター・事務所
総ページ数:192ページ

記事番号:05001076

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