欧州企業のアジア戦略(2004年9月)

最終更新日: 2004年09月01日

欧州企業によるアジアに対する直接投資は90 年代から本格化し、投資残高において日本、米国に遜色のない水準に達している。業種としては、発電、通信などインフラ関連産業、流通などのサービス産業、金融およびハイテク産業が目立つ。最近では、化学、自動車、電子部品など製造業の進出も急激に拡大している。欧州企業の投資戦略はアジア地域の低賃金を重視した単純な生産の移管というよりも、アジア市場における持続的な発展を前提としたものが多い。
欧州企業は投資相手国の将来性や市場規模を重視した戦略を取り入れる傾向が強く、1 件当たりの投資規模も大きい。国内市場規模を重視するため、中国に対する関心は特に高く、投資活動も活発化している。
当該調査では、最近の欧州の対アジア投資傾向を探ると同時に、代表的な欧州企業のアジア戦略を個々に分析する。

シリーズ名:ユーロトレンド
発行年月:2004年9月
作成部署:海外調査部欧州課
総ページ数:124ページ

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記事番号:07000486

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