ユーロへの対応を急ぐ中小企業(オランダ)

最終更新日: 2004年04月23日

Report4 ユーロへの対応を急ぐ中小企業(オランダ)

VNO-NCW(オランダ産業・雇用者連合)は、オランダにおける雇用者を代表する最大の経営者団体であり、日本の経団連と同様の機能を持つ。2000年初頭のVNO-NCWの調査によると、中小企業は導入準備が遅れており、2002年の完全導入までに時間をかけて準備していくとみられ、ユーロ対応を加速する必要がある。他方、大企業はユーロ導入が決定されて以来着々と準備を進めてきており、約90%の企業で何らかの準備を行っている。

本レポートでは、オランダ企業のKLM、フィリップス社、フリコ社、バーツ社、ロイヤル・ネドロイド社、そして進出日本企業のキャノンを取り上げ、現状と問題点を報告している。例えば、KLMやフィリップスなどの大企業は取引先に対してユーロ建ての請求書を発行するよう依頼しているが、ほとんどの企業がいまだにギルダー建ての請求書を発行しているのが現状である。

発行年月 :2000年08月
作成部署 :アムステルダム事務所
総ページ数:9ページ

記事番号:05000451

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