民営化の進展と今後の見通し(イタリア)

最終更新日: 2004年04月27日

Report5 民営化の進展と今後の見通し(イタリア)

イタリアでは90年代、主に通信、金融で国有企業の民営化を急速に進めたが、イタリア政府は一方で国益に関わる産業分野では国家の主権を守るため「黄金株」を保持続けるなど、民営化が完了したとはい言えない面も見られると本レポートは述べている。内容は以下のとおり。まず、90年代のイタリアの民営化を概観した後、テレコム・イタリア、ENEL、ENIなどの民営化への取り組みとその課題を検証している。また、今後の有望と見られる産業、業種と政府による産業育成策を取り上げている。項目別には1.民営化の現状と課題を概観的に整理、2.有力国営企業の民営化の取り組み状況、3.2000年以降の民営化計画、4.民営化を進める上での課題、5.民営化に伴うビジネス環境への影響評価としての産業別に見た比重の変化、公共サービスへの影響、6.有望産業と育成策を取り上げ、イタリアの産業政策のレビュー及び今後有望な産業とその育成策、7.最後に新産業育成に必要な諸政策と環境整備で本レポートを結んでいる。

主な図表:

・「各産業分野における国営企業の比率推移」(P.34)

・「主要な国営企業の民営化案件」(P.35)

・「公営の公共サービス企業」(P.39)

発行年月 :2000年04月
作成部署 :ミラノ・センター
総ページ数:10ページ

記事番号:05000437

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