欧州中央銀行の金融政策とユーロ導入の欧州経済への影響(ユーロ圏)

最終更新日: 2004年04月27日

Report1 欧州中央銀行の金融政策とユーロ導入の欧州経済への影響(ユーロ圏)

本レポートは99年1月のEU通貨ユーロスタートと共に経済通貨同盟(EMU)、第3段階に参加の11ヵ国中央銀行から金融権限を受け継いだ欧州中央銀行の役割、目的を簡単に紹介、続いて、次ぎの点を解き明かしている。1.その目的を実現するための政策手段と範囲、2.98年6月発足以降、ユーロを円滑にスタートさせるために同行がとって来た金融政策の推移とその政策を採用した背景、3.同行が主権国家11ヵ国の共通金融政策を担当することの困難性と各局面で取られた政策を巡る論議、同行の政策判断の手法、情報発信のあり方、政策判断をする上で問題になる経済統計の不完全性、4.ユーロ導入が欧州経済に与える影響、効果、5.国際通貨としてのユーロの役割をスタート以降の為替レートの推移、ユーロ建て債券発行状況と照らしつつ評価、そして、6.最後にユーロの誕生を急いだことの背景としての政治的要因にも注意を向けるよう喚起している。

主な図表:

・「ECBの債券レポ金利の推移」(P.2)

・「収れん前の各国金利」(P.3)

発行年月 :2000年04月
作成部署 :フランクフルト事務所
総ページ数:9ページ

記事番号:05000433

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