「EU憲法を制定する条約」の概要と課題

最終更新日: 2004年03月30日

Report07 「EU憲法を制定する条約」の概要と課題

「欧州の将来に関するコンベンション」は2003年7月10日、「EU憲法を制定する条約」を採択し、16ヵ月に及んだ作業を終了した。「コンベンション」は、EU拡大に伴って必要な機構改革等の具体案を策定する目的で、欧州理事会が設置した協議機関であり、現加盟国と新規加盟10ヵ国を含めた25ヵ国、ならびに欧州委員会や欧州議会の代表らにより構成される。コンベンションは、機構改革を折り込んだEU憲法案を策定することを決め、その成果である「EU憲法を制定する条約」案の主要部分(第I部と第II部)を6月20日に欧州理事会(テッサロニキEU首脳会議)に提出した。またコンベンションは7月10日、残りの部分(第III部と第IV部)の調整を終了、最終案の策定を終えた。本レポートでは、同憲法条約案の概要と課題について報告する。

発行年月 :2003年09月

作成部署 :ブリュッセル・センター

総ページ数:7ページ

記事番号:05000396

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