「欧州の将来に関するコンベンション」の中間成果(EU)

最終更新日: 2004年03月30日

Report 02 「欧州の将来に関するコンベンション」の中間成果(EU)

「欧州の将来に関するコンベンション」は、2002年2月28日に発足、同9月に「検討」段階に入った。同10月末には、EU憲法条約の原案を最終報告書として提出する方針が決まり、個別の案件を扱った作業部会の結論が12月末までに出揃った。2003年1月からは、最終段階である「文書作成段階」に入ったが、コンベンション内部の対立が徐々に表面化し、議事進行は閉塞的な状況に陥った。同4月末には、欧州理事会議長の任命を柱とするジスカールデスタン議長の独自案が幹部会案として採択された。同案を巡っては根強い反対論が存在するが、コンベンションの今後の焦点は、同案を叩き台とした利害関係の調整に移った。コンベンションは当初の日程通り、同6月20日の欧州理事会に最終報告書を提出する。

発行年月 :2003年07月

作成部署 :ブリュッセル・センター

総ページ数:6ページ

記事番号:05000386

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