優遇税制は継続の見通し(オランダ)

最終更新日: 2004年04月23日

Report 5 優遇税制は継続の見通し(オランダ)

オランダの投資環境における優位な点としては、整備されたインフラ(港、空港など)、英語をはじめ複数言語を話すことができる語学能力、政治の安定などが挙げられるが、税制も重要なファクターである。欧州の物流拠点として大きな機能を果たすオランダにとって外国からの投資は国際競争力を高めるために極めて重要である。その手段としてさまざまな優遇税制を実施しているが、なかでも「タックスルーリング」および「資本参加免税制度」は大きな柱である。その一方でEU内の税制調和の声が高まる中、これらの税制はEUおよびOECDから有害な税の競争として取り上げられている。本稿では二つの税制の概要とEUの行動規範に照らし合わせた今後の見通しについて報告する。

発行年月 :2002年05月

作成部署 :アムステルダム事務所

総ページ数:6ページ

記事番号:05000337

関連情報

ご質問・お問い合わせ