対ロシアビジネスの現状(フィンランド)(2000年7月)

最終更新日: 2001年07月01日

ロシアと1,300?にわたり、国境を接するフィンランドは、ロシアによる独立前約100年間の統治や2度にわたる戦争の歴史を重ねて、ユニークな二国間関係を築いてきた。そうした歴史的・地理的強みを生かし、フィンランドはロシア向け事業展開の拠点としての利点を「ロシアへのゲートウェイ」と呼んでアピールしている。一方、ロシアもフィンランドを「西側諸国へのゲートウェイ」とみなし、これまでの二国間関係は両国の貿易に大きな影響を与えてきた。他方、日本はロシアを将来の潜在的成長市場として、関心は強いものの、政治・経済面の混乱がもたらす不透明性や具体的なビジネス情報・ノウハウの不足で、積極的な事業展開を躊躇する傾向が強い。
本レポートでは、現在のロシアが政治・経済面で不安定な状況にあるなかで、ロシアとのビジネスを展開し続けるフィンランド企業に焦点を当て、そのビジネスの現状を伝えるとともに、フィンランド企業との提携による、今後の日本企業の対ロシアビジネスの可能性を探る。


シリーズ名:ユーロトレンド
発行年月:2000年7月
作成部署:海外調査部欧州課
総ページ数:13ページ

記事番号:07000459

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