ベイエリア日系企業実態調査(2014年)第12回(2014年7月)

最終更新日: 2014年07月03日

「ベイエリア」(もしくはサンフランシスコ・ベイエリア)は、米カリフォルニア州北部のサンフランシスコ湾岸地域の総称で、同州経済を支える主要地域である。米西海岸での金融、保険産業の中心地サンフランシスコと、その南のサンマテオ、サンタクララ両郡などに広がるIT産業クラスター「シリコンバレー」一帯は、世界で主導的な役割を果たす先端産業の集積地として知られる。ジェトロ・サンフランシスコ事務所は、北加日本商工会議所(JCCNC)とともに、ベイエリアに立地する日系企業の活動の実態を調査・分析した。

今回の調査結果は、サンフランシスコやシリコンバレーの好況を追い風に、金融危機で落ち込んだ日系企業の業績が力強く回復し、景況感に明るさが感じられるものとなった。こうしたことを反映し、イノベーションが絶え間なく生まれるシリコンバレーの魅力に加えて、市場としての魅力にも惹きつけられて、ここのところ日本企業のビジネス展開先として、ベイエリアへの関心がますます高まっていることが分かった。他方、雇用コストをはじめとして、高いビジネスコストや税制、環境規制など、ベイエリアならではの課題が日系企業の経営上の重荷になっていることも改めて確認された。

主な図表:ベイエリアの日系企業数の推移、ベイエリア日系企業の郡(カウンティ)別立地状況、ベイエリア日系企業の業種別分布、設立・進出年で見た日系企業数、ベイエリア日系企業の営業利益の状況と米国の実質GDP成長率、ベイエリア日系企業のDI値でみた営業利益の推移と米国の実質GDP成長率、業績が順調と答えた企業の割合とGDP、黒字企業の割合の推移、ベイエリアでの日系企業の雇用、ベイエリア日系企業の医療保険提供の状況と雇用主の負担割合、ベイエリアの魅力、南北カリフォルニアの日系企業で挙げられた今後の懸念事項、南北カリフォルニアの日系企業で挙げられたビジネス遂行にあたっての課題 ほか

発行年月:2014年7月

作成部署:ジェトロ・サンフランシスコ事務所

総ページ数:101ページ

記事番号:07001759

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