日・イスラエルイノベーションネットワーク 2020デジタルヘルス・バーチャルサミット(2020年7月16日)

2020年7月16日、在京イスラエル大使館、Israel Export Institute、ジェトロの共催により、2020デジタルヘルス・バーチャルサミットを開催した。冒頭、主催者を代表してNoa Asher在京イスラエル大使館経済部公使、濱田哲一ジェトロデジタル貿易・新産業部新産業開発課長、Mando Alfasaイスラエル輸出機構医療機器・デジタルヘルス担当マーケティングコーディネーターが挨拶を行った。

ついで水口大NEDO国際部主査より日本―イスラエル研究開発協力事業・コファンド助成金概要のご案内、Dr. Michael Halberthal Rambam病院機構機構長兼CEOよりCOVID対策と今後の戦略についての見解が述べられた後、イスラエルのスタートアップから遠隔医療のプラットフォーム、高度な機械学習機能を基盤とした画像分析及び診断、ICU患者に特化した院内治療の効率化や100倍率の高解像度画像を再現するデジタル顕微鏡技術など、遠隔診断や早期診断に関する様々な技術・サービスが紹介された。

続いて武田健二コランダム・イノベーション株式会社共同創業者取締役CTOより、イスラエル企業とのオープンイノベーションの進め方について講演があった。ヘルスケア分野におけるイスラエル企業との協業の課題として、スピード感や起業目的などイスラエルスタートアップへの理解を深めること、ならびに第三国市場を含めた対象市場を見極めることの重要性が挙げられた。

当日は約175名が、メーカー、商社、VC等幅広い業界から参加した。
またセミナー終了後には、登壇したイスラエル企業と個別面談を希望する日本企業との間でオンラインによるビジネスミーティングを設定した。約20件の個別面談を実施し、今後に継続する貴重な商談機会を創出した。

実施概要

日時:
2020年7月16日(木曜)
14時30分~16時00分(WEBセミナー)
16時15分~18時15分(個別面談)
次第:
主催者挨拶
在京イスラエル大使館 Noa Asher 公使
ジェトロ 濱田 哲一 デジタル貿易・新産業部 新産業開発課長
Israel Export Institute Mando Alfasa医療機器・デジタルヘルス担当マーケティングコーディネーター
「日本―イスラエル研究開発協力事業・コファンド助成金概要のご案内」
NEDO 水口 大 国際部主査
「COVID対策と今後との戦略」
Rambam病院 Dr. Michael Halberthal機構長兼CEO
「イスラエル企業とのオープンイノベーションの進め方」
コランダム・イノベーション株式会社 武田 健二 共同創業者・取締役CTO
イスラエルスタートアップのプレゼンテーション(登壇企業は以下リスト参照)
(登壇企業)
Tyto Care 遠隔医療デバイスとSaaS
ZEBRA 医療画像AIソリューション
Medical EarlySign 機械学習による患者管理技術
Clew ICU内での診断効率化
SCOPIO LABS AIを伴うデジタル顕微鏡診断ソリューション