ドイツ「Industrie 4.0」とEUにおける先端製造技術の取り組みに関する動向(2014年6月)

最終更新日: 2014年06月05日

ドイツ政府の高度技術戦略「ハイテク戦略2020行動計画」の一環として開始された情報通信技術の製造分野への統合を目指す「Industrie 4.0」というコンセプトの実現に向けた、同国産業界の取り組みが本格化している。2013年4月、ドイツ工学アカデミー(AcaTech)とボッシュを中心とするIndustrie 4.0作業グループによる「Industrie 4.0実現に向けた勧告」 の発表と同時に、同勧告内容を実施するための「Industrie 4.0プラットフォーム」が設立された。現在、主要機械業界から成る同プラットフォームが、上記勧告で指定された8優先分野の研究開発ロードマップ作成を行っており、このほど標準化に関するロードマップが発表された。
一方、EUにおいても、欧州産業界の競争力強化を目的に、欧州委員会が最近発表した産業政策方針の中で、先端製造技術や鍵となる実現技術(KETs)を含むイノベーションや新技術に対する投資の重要性を強調し、EUレベルの先端製造技術を促すための政策枠組みの検討作業が進められている。
本レポートでは、ドイツにおける「Industrie 4.0」とEUにおける先端製造技術の取り組みに関する動向を紹介する。


発行年月:2014年6月

作成部署:ジェトロ・ブリュッセル事務所、ジェトロ欧州ロシアCIS課

総ページ数:18ページ

記事番号:07001735

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