知的財産ニュース 韓国知識財産処、2025年模倣品流通取り締まり成果を発表

2026年1月14日
出所: 韓国知識財産処

- 刑事立件388名、約14万点の模倣品を押収、正規品価格4,326億ウォン相当 –


韓国知識財産処(キム・ヨンソン処長)は、昨年の商標権侵害と模倣品流通に対する全方位的な取り締まりを通して、商標権侵害犯388名を刑事立件し、模倣品の約14万3千点(正規品価格4,326億ウォン相当)を押収したと明らかにした。

刑事立件者数は前年比26%増の388名であり、正規品価格基準では32倍急増した4,326億ウォン相当に達した。これは知的財産権の保護と消費者の安全のため、模倣品に対する取り締まりを一層強化した成果である。

《年度別商標特別捜査官取り締まり実績》

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今回の取り締まりでは、商標警察発足(2010年9月)以降、単一事件基準で最大規模の偽ブランドアクセサリー流通業者(2025年6月、3万9千点余り、正規品価格3,400億ウォン)を摘発するなど、大規模流通網を中心とした計画捜査が成果を上げた。これとともに、偽化粧品(2025年5月、4万6千点余、正規品価格20億ウォン)、偽造自動車部品(2025年7月、2万3千点余、正規品価格2.5億ウォン)など、国民の健康(化粧品、眼鏡など)および安全(自動車部品、電子製品など)に直結する模倣品も多数摘発した。

また、K-POP人気に伴うグッズ商品の販売増加に乗じ、偽グッズを流通させた事例も摘発(2025年8月)され、商標権者とともに偽グッズ2万9千点余り(正規品価格5億ウォン相当)を押収した。

一方、取り締まりを逃れるため、NAVERバンド・カフェ、Instagram、YouTubeなどのソーシャルネットワークサービス(SNS)で模倣品取引が拡大していることを受け、これに対する取り締まりも強化した。その結果、44名を刑事立件し、1万7千点(正規品価格127億ウォン相当)を押収する成果を上げた。

このうち、海外プラットフォームを利用して深夜に短時間販売した後、即座に削除する方式で取り締まりを回避するライブ配信については、数ヶ月にわたる配信モニタリング、聞き込み・張り込み捜査により配信現場を急襲するなど、計画捜査により22名を刑事立件した。

押収された模倣品を品目別にみると、押収物品数基準では装飾品類が27.5%で最も大きな割合を占め、化粧品類(7.4%)、衣類(6.7%)が続いた。正規品価格基準では装飾品類が87.6%で大部分を占めた。

特に消費者の皮膚に直接使用される化粧品、香水、マスクパックなどの化粧品類が新たに大規模に摘発され、国民の健康と安全を脅かす要素として浮上していることが明らかになった。

韓国知識財産処のシン・サンゴン知識財産保護協力局長は「模倣品の販売行為が国民の健康と安全に直結する製品にまで拡散しており、消費者にとって深刻な脅威となっている」とし、「知識財産処は健康機能食品・化粧品など危害の懸念が大きい模倣品に対しては集中取り締まりを実施し、不寛容の原則に基づき厳正な法執行を推進していく」と述べた。

 

ジェトロ・ソウル事務所知的財産チーム

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