知的財産ニュース 韓国特許庁と防衛事業庁の協力を通じて軍の難題を解決する

2023年8月3日
出所: 韓国特許庁

「海軍艦艇の水中騒音低減」アイデア、特許庁長賞を受賞

韓国特許庁は、8月3日木曜日午前10時、SETEC(ソウル)で開かれる「第7回国防科学技術大祭典」の開幕式で防衛事業庁と共に「ルーンショット(Loon-Shot)プロジェクト※」の一環として行われた「国防難題解決アイデア公募展」(以下「公募展」)の授賞式を開催すると発表した。
※ルーンショットプロジェクト:未来戦場に対する軍の難題について、民間からの公募で画期的・チャレンジングなアイデアと技術を発見・開発するプロジェクト

「海軍艦艇の運航時に水中騒音を低減させる」という課題に対するアイデアを提案したキム・ジュニョンさんとチャン・ドゥヒさんがそれぞれ特許庁長賞と防衛事業庁長賞の受賞者に選ばれた。今年初めて開かれた本公募展は、国民のアイデアで多様な問題を解決するための特許庁のアイデア取引プラットフォームである「アイデア路」から行われた。軍の未来戦場に関する課題について、一般国民部門と産学研(産業界・学界・研究機関)部門に分けてアイデアを募集した。

今年5月から約1か月間、課題を解決できる画期的なアイデアが87件受け付けられ、当該分野の専門家でつくる選定評価委員会の評価と先行技術調査を経て、計6件のアイデアが最終受賞作に選ばれた。

「国防難題解決アイデア公募展」の課題別アイデア選定件数(単位:件)
課題名 部門別選定件数
産学研 一般国民 合計
作戦空間で接近物体の精密探知及び敵味方の識別方法 2 1 3
艦艇運航時に水中騒音を画期的に低減させる方法 2 1 3
合計 4 2 6

特許庁長賞には「海軍艦艇のプロペラを騒音吸収材質で製作することで水中騒音を低減させるアイデア」を提案した一般国民部門のキム・ジュニョンさんが、防衛事業庁長賞には「無騒音・無振動の超伝導磁気流体力学(MHD)エンジンを適用するアイデア」を提案した産学研部門のチャン・ドゥヒさんが選定された。

特許庁長は、「国民アイデアのコミュニケーション窓口である『アイデア路』を通じて初めて国防分野の問題点を解決することができた」とし、「これからも国防現場で発生する問題点を国民の画期的なアイデアで解決できるよう積極的に支援していきたい」と述べた。

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