知的財産ニュース 韓国特許庁、第58回発明の日の記念式を開催
2023年5月12日
出所: 韓国特許庁
LG Innotekのイ・ソングク責任研究員、「今年の発明王」に選定
韓国特許庁が主催する「第58回発明の日」の記念式が5月12日金曜日午前10時にソウルで開催される。
発明の日(※)の記念式は、国民に発明の重要性を知らせ、国の産業発展に貢献した発明有功者に授賞することで、発明者のモチベーションを上げるために開催されるイベントとして、今年で58回目を迎えた。
※世界で初めて雨量計を発明した日(1441年5月19日)を記念するために1957年に指定された法定記念日
記念式のスローガンは「自由な想像で、夢見る未来」であり、これまで産業現場で技術開発と研究に献身し今日を作り上げた発明者を励まし、明日をけん引する未来世代の自由な想像の中で発展する大韓民国を祈る意味が込められている。
主な受賞者
最高の栄誉である金塔産業勲章は、サムスン電子の社長ノ・テムンさんが受勲する。ノ・テムンさんは、次世代の移動通信システムである第5世代移動通信システム(5G)スマートフォンと折り畳み式スマートフォン(フォルダブルフォン)を世界で初めて実用化し、スマートフォンの世界シェア1位を長年維持するなど、韓国の産業発展に貢献した功労が認められた。
銀塔産業勲章は、Senicの代表理事ク・ガプニョルさんとAllinkの代表理事キム・ギョンドンさんが受勲する。ク・ガプニョルさんは、電力半導体用基板素材であるシリコンカーバイド(SiC)技術の国産化に成功し、韓国の技術競争力強化に貢献した。キム・ギョンドンさんは、1回のタッチで電子デバイス間のデータ交換が可能な近距離無線通信(NFC)を開発し、韓国の産業競争力強化に貢献した。
銅塔産業勲章は、noriandの代表理事イ・ヘジンさんと現代自動車の責任研究員チュ・ジョンホンさんが受勲する。イ・ヘジンさんは、生体信号である指紋と連携した物流追跡管理システムと指輪やネックレスの形で着用できるバーコードリーダーを開発することで、韓国の物流管理の効率性向上に貢献した。チュ・ジョンホンさんは、400ボルト(V)/800ボルト(V)の多重急速充電システムと双方向充電器を活用したV2Lを世界で初めて開発することで、韓国の電気自動車分野の技術競争力発展に貢献した。
「今年の発明王」には、LG Innotekの責任研究員イ・ソングクさんが選定された。これまでスマートフォン用カメラ部品は、高倍率ズームで単にデジタルイメージを拡大するデジタルズームインが適用され、画質が低下する問題があった。イ・ソングクさんが開発したアクチュエータはスマートフォンカメラのコア部品として、高倍率でレンズを直接動かして被写体を拡大する光学式連続拡大方法によりDSLRカメラで実現されていた画質を実現することで電子部品産業の競争力を向上させ、国家イメージの向上に大きく貢献した。
特別展示会
会場の一部に「発明、私たちの物語」というテーマで大韓民国の未来を作り上げていく青少年の発明展示室が設けられる。足で踏む傘乾燥機や折り畳み式ポータブルバリケード、廃自転車を活用したリサイクル品圧縮機など、日常の不便を解消した生徒たちのアイデアが目立つ発明品が展示される。
特許庁長は、「世界的な技術覇権争いの中で韓国の産業発展のために献身した発明者の皆様に深く感謝する」とし、「国の競争力強化のために発明者の皆様が新技術を開発して先導的な役割を果たしてくださることを願い、特許庁は、発明者が安心して研究に専念できるようあらゆる支援を行っていきたい」と述べた。
ジェトロ・ソウル事務所知的財産チーム
ジェトロ・ソウル事務所 知的財産チームは、韓国の知的財産に関する各種研究、情報の収集・分析・提供、関係者に対する助言や相談、広報啓発活動、取り締まりの支援などを行っています。各種問い合わせ、相談、訪問をご希望の方はご連絡ください。
担当者:大塚、徐(ソ)、權(クォン)(いずれも日本語可)
E-mail:kos-jetroipr@jetro.go.jp
Tel :+82-2-3210-0195





閉じる