知的財産ニュース 2022年下半期特許庁積極行政の優秀事例は?

2022年10月27日
出所: 韓国特許庁

「ソジュ」「キンパ」などが公式商品名称として認定
海外における韓国企業の商標権を保護した事例として最優秀賞を受賞

韓国特許庁は、10月27日午前11時、政府大田庁舎で2022年下半期積極行政の優秀事例の授賞式を開催した。

積極行政の優秀事例は、内部の審査および韓国特許庁積極行政委員会の議決を経て3件が最終選定された。

最優秀賞は「ソジュ」「コチュジャン」「キンパ」など韓国の固有商品名称6件(※)を世界知的所有権機関(WIPO)が認めるニース(NICE)公式商品名称(※※)に登録された事例が受賞した。
※「ソジュ(焼酎)」「コチュジャン(トウガラシみそ)」「テンジャン(韓国みそ)」「マッコリ(韓国伝統の濁り酒)」「キンパ(韓国風のり巻き)」「ハンボク(韓国の伝統衣装である韓服)」
※※世界知的所有権機関が認め、90の加盟国(2022年10月基準)が加盟して活用している国際通用の商品名称

ニース(NICE)公式商品名称に登録されれば、海外で韓国の固有商品名称が無断で商標登録される可能性が低まり、たとえ登録されても、それを無効化する上で重要な根拠として活用することができる。

このような取り組みは、今後韓国の輸出企業が新規登録された商品について海外商標権を確保することに、大いに役に立つものと期待される。

優秀賞は新型コロナウイルスワクチンや治療剤、半導体など国家コア技術の特許審査を迅速に行うために優先審査対象を拡大した事例が選定された。

優先審査を行った場合、半導体特許審査にかかる時間は約10カ月短縮(※)され、韓国企業の速やかな特許権の確保が可能になると見込まれる。
※現在約12.7カ月→優先審査を行った場合は平均2.5カ月を予想

奨励賞は人工知能(AI)技術と民間の専門会社を活用して海外偽造品の取締りを実施した事例が受賞した。

韓国特許庁はこれまで「オンライン在宅モニタリング団」だけで世界的に増加している偽造品の取締りを行ってきたが、これからは民間の専門性に基づき、より多くの国に対する効果的な偽造品の監視が可能になる見通しである。

韓国特許庁長は授賞式で「雨垂れ石を穿つというように、どんな困難でも積極的に取り組めば解決できる」とし、「従来の規制や政策の限界を克服するために努力して」と述べた。

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