知的財産ニュース 韓国特許庁、わかりやすいデザイン保護ガイドブックを発行する

2022年9月26日
出所: 韓国特許庁

デザイナーが知っておくべき必須事項など、必ず知っておくべき知的財産権を収録

中小企業で働いている玩具デザイナー「A」さんは、予定されている新製品戦略会議で模倣品対応戦略を発表するために特許庁が発刊した「デザイン保護ガイドブック」を参考にしようとしている。新製品のブランド名、形態、新機能などをどのように保護すべきか、商標、デザイン、特許にかけて事例により簡単に説明されていて、非常に有用なためである。

アクセサリーを直接デザインしてオンラインで販売している「B」さんは、数日前、とんでもないことを経験した。「C」からデザイン侵害を中止せよという内容の警告状を受けたのである。突然、特許庁の「デザイン保護ガイドブック」に関連内容があったことを思い出し、「第4章紛争が発生した場合の対応策」で示したやり方どおりに対応した。その結果、「C」との誤解を解いて協業することになった。
韓国特許庁は9月25日、実務のデザイナーたちがデザインを創作し事業化する過程で必ず知っておくべき知的財産権全般の最重要事項をまとめて「2022デザイン保護ガイドブック」を発刊したと発表した。「デザイン保護ガイドブック」は、デザイナーが知っておくべき10の必須事項、紛争が発生した場合の対応策、デザイン出願の多様な戦略、一人でオンラインデザイン出願などの最重要事項を漏れなく盛り込んでいるガイドブックである。初版発刊(2015年)以来5回目の改訂となる今回のガイドブックは、画像デザイン関連保護の強化、秘密デザイン制度の改善、中国のハーグ協定への加入など、対内外制度の変化を反映して補完・整備した。

ガイドブックは、特許庁でデザイナー関連の従事経験がある審査官はもちろん、デザイン専攻の弁理士や弁護士など、デザインの開発環境および知的財産権分野ともに理解度の高い内外部の専門家たちが参加して完成度を高めた。特許庁はガイドブックが広く活用されるよう、全国5つのデザイン振興院、デザイン関連協会・団体などに配布する予定であり、特許庁のウェブサイト(※)およびデザインマップのウェブサイト外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますから電子文書(PDF)の形態としてダウンロードすることもできる。
※冊子/統計→刊行物→その他刊行物→デザイン保護ガイドブック

特許庁の商標デザイン審査局長は「デザイナーにとって知的財産権分野は依然としてややこしくアプローチしにくいのが事実だ」とし、「今回改編したデザイン保護ガイドブックは、積極行政の一環として、徹底的にデザイナーの目線で不慣れな法律用語や手続きなどをわかりやすく説明しているため、特に中小企業やスタートアップで働いているデザイナーにとって非常に有用なデザイン保護の道しるべになるだろう」と述べた。

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