知的財産ニュース 韓国特許庁、2022青少年発明フェスティバルを開催

2022年8月4日
出所: 韓国特許庁

韓国国内最大規模の青少年発明フェスティバルが開かれる!

韓国特許庁が主催し、韓国発明振興会が主管する「2022青少年発明フェスティバル」が8月4日木曜日から6日土曜日までの3日間、京畿道のKINTEXで開催される。「青少年発明フェスティバル」は、優れた発明アイデアを見いだし、発明文化を広めるために開催される韓国国内最大規模の青少年発明イベントである。

今回のイベントでは、「第35回大韓民国生徒発明展示会」、「第24回全国教員発明品コンテスト」の授賞式と展示会とともに「大韓民国生徒創意力チャンピオン大会」の本選大会と授賞式が行われる。新型コロナウイルス感染症に対応して安全にイベントを運営するために、事前問診票の作成、発熱チェック、防疫(消毒)ゲートの運営などの防疫措置を強化し、オンライン展示館(※)も並行して運営する予定である。
発明教育ウェブサイト外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますを通じて常時運営予定

「第35回大韓民国生徒発明展示会」には計7,746件の作品が出品され、183点が受賞の栄誉に輝いた。主な受賞者は次のとおりである。大統領賞には、①「2次事故を防止するための折り畳み式ポータブルバリケードキャリア」を出品したキム・ソングンさん、国務総理賞には、②「階段上りと狭い所への移動が可能な縦折り式ハンドカー」を出品したイ・ジンソさんと③「引っ張って折り上げる電動キックボードテールライト」を出品したユン・ジヨンさんがそれぞれ選ばれた。「第24回全国教員発明品コンテスト」では、「指使いのチェックと演奏が同時にできるスマートリコーダー」を出品したハ・ウヨン先生が金賞(教育部長官賞)を受賞した。

また、イベントの1、2日目には、全国の小・中・高校の生徒たちがチームを組んで創意力を競う「大韓民国生徒創意力チャンピオン大会」の本選大会が開かれる。新型コロナによってリアルタイムのテレビ審査で行われ、KINTEXをはじめとする全国6か所(※)の審査場で競う。優秀な成績を収めたチームを対象に、イベントの最終日に授賞式が開催される。
※KINTEX (京畿道)、忠南大学(大田)、ソンナム小学校(釜山)、光州創意融合教育院(光州)、江原教育科学情報院(江原)、済州未来教育研究院(済州)

一方、さまざまな発明体験プログラムと創意発明教育広報館も運営し、参加者に発明文化を体験できる機会を提供する予定である。展示場には大韓民国生徒発明展示会の今年の受賞作と歴代大統領賞受賞作が展示され、青少年発明家プログラム(YIP)、発明教育センター、知的財産(IP)マイスタープログラムなどの広報館が運営される。また、仮想現実(VR)レーシングやアルデュイーノコーディング、発明バスのような体験プログラムを運営することで、現場を訪れた観覧客が直接参加して楽しめるイベントを設ける予定である。

特許庁長は「今日のイベントで、ユニークなアイデアと輝かしい創意力を兼ね備えた発明人材にたくさん出会えた」とし、「青少年が発明経験を通じて得たチャレンジ精神、問題解決力を土台として未来創意人材に成長することを願い、より多くの青少年が発明教育の機会を得られるよう特許庁も関心と支援を惜しまない考えだ」と伝えた。

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