知的財産ニュース 大韓民国の明日を変える発明技術、1位に「人工知能」が選定

2022年5月18日
出所: 韓国特許庁

韓国特許庁、国民が選んだ「大韓民国の明日を変える10大発明技術」を選定
新政権が未来戦略産業に育てるとした技術分野に国民のコンセンサスを確認

大韓民国の明日を変える発明技術の1位に「人工知能(AI)」が選ばれた。

韓国特許庁は、第57回発明の日(2022.5.19)を迎え、国民が選んだ「大韓民国の明日を変える10大発明技術」を選定し発表した。1位の人工知能技術に次いで2位にはロボット、3位には未来自動車が選ばれ、水素(4位)、エネルギー(5位)などがそれに次いだ。生命工学(バイオ)、宇宙・航空、新素材、バッテリー、半導体技術もトップ10に名を連ねた。
※発明人の士気高揚と国民の発明意識の向上に向け、測雨器の発明・普及を記念する5月19日を1957年から法定記念日として制定

国民投票(※)は今年の発明の日のスローガン「#発明 #明日を開く #大韓民国を変える」に合わせて、技術覇権争いの中で発明の重要性を知らせるために行われた。今月9日から15日まで特許庁のフェイスブックと政策メールを通じて国民の意見を集めた今回の投票には計768人が参加し、2,213個の有効回答を得た。
※ディスプレイ、ロボット、未来自動車、生命工学(バイオ)、半導体、バッテリー、サイバーセキュリティ、水素、スーパーコンピューター、新素材、量子、エネルギー、宇宙・航空、人工知能(AI)、通信(5G・6G)など、次世代発明技術の中から3つを選択する方式で実施

国民が選んだ大韓民国の明日を変える発明技術(※)1~5位を見ると、次のとおりである。
人工知能(※)技術は有効回答全体の15.1%を占め、大韓民国の明日を変える発明技術1位に選ばれた。人工知能技術分野で韓国の特許出願件数は世界4位の水準(※)である。人工知能技術は、新政権が半導体、バッテリー等の技術とともに超格差を確保するため未来戦略産業として育成することにした技術分野である。
2位に上ったロボット技術は有効回答の13.8%を占めた。ロボット技術は、新政権が世界3大強国への飛躍などを中長期ビジョンとして提示した技術分野である。
3位の未来自動車技術は有効回答全体の10.4%を占めた。未来自動車は、電気自動車や自動運転車など、世界的に市場が急増している分野であり、韓国もコア分野の標準特許を確保するため積極的に支援に取り組んでいる技術分野である。
他にも、4位には水素技術、5位にはエネルギー技術などが選ばれた。
※世界知的所有権機関(WIPO)Technology Trends 2019

米国、中国、日本などの主要国も人工知能等の主要技術をコア科学技術および先端産業分野として選定・支援することで技術覇権時代に対応している。特許庁の国民投票の結果も、新政権が経済安全保障、国家競争力の向上に向けて育成する未来戦略産業分野に対して大きく共感していることがわかった。
※米国イノベーション・競争法、中国第14次5か年規画、欧州連合新産業戦略、日本科学技術・イノベーション基本計画など

特許庁の報道官は「新政権が未来戦略産業として育成することにした人工知能が『大韓民国の明日を変える発明技術』の1位に選ばれた」とし、「政府が経済再飛躍をけん引するためにサポートすることにした未来戦略産業に対する国民の支持を確認することができた」と述べた。続いて、「今後も知的財産に対する認識を向上させるために多様なコミュニケーションの場を作っていきたい」と付け加えた。

ジェトロ・ソウル事務所知的財産チーム

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