知的財産ニュース 韓国特許庁、感染症予防物品や融合・複合物品等の分類に対する国際ガイドを作成

2022年4月13日
出所: 韓国特許庁

国際デザイン分類、2023年からこのように変わります!

韓国特許庁は4月13日、パンデミックにより感染症予防物品のデザイン出願が増加するに伴って、国際標準分類に感染症対策関連物品を大量に追加し、分類基準が不明確であった融合・複合物品に対する国際分類ガイドも作成したと発表した。

世界知的所有権機関(WIPO)は第15次ロカルノ国際分類専門家会議(※)を開催し、韓国をはじめ米国、中国、フランスなど33か国が参加した。物品の名称および分類記号の変更、追加、削除など、産業デザイン物品の名称および分類の国際標準を定め、近年のデザイン産業環境を反映してロカルノ分類の合理的基準を設けた。
※ロカルノ国際分類専門家会議:産業デザイン物品分類の国際的基準を設けるために、ロカルノ協定加盟国の分類専門家が参加してロカルノ分類の改定事項を決定

ロカルノ分類(LOC、Locarno Classification)

産業デザイン物品を用途および機能、形態別に一定の体系によって分類したもので、計32個類(Class)で構成されており、出願されたデザインと類似の先行デザインを探す特許庁の審査段階で、先行デザインの検索範囲を設定し、デザインが類似しているかどうかを判断するための基礎となる。韓国は2014年から公式の分類に指定して使用している。

第15次会議で設けられた基準は、ロカルノ協定の全加盟国(60か国)を対象に投票を実施して最終確定し、投票結果を受けて物品の名称の追加・変更・削除190個、類(Class)および群(Subclass)の移動58個等がロカルノ分類に反映される。これまで韓国国内の分類基準を参考に02類に分類されてきた「飛沫遮断マスク」が29類に新しく追加されることに伴って「黄砂マスク」等02類に該当する衛生目的のマスクも29類に変更される。09類に「口紅チューブ[包装容器]」の名称を追加し、口紅が包装容器(09類)と固形化粧品(28類)に分離されることに伴って「マニキュア瓶」など化粧品包装容器関連の国内告示名称を09類に移動する。また、ロボットやスマート物品などを主目的に応じて分類するなど、融合・複合物品に対する国際分類ガイドを作り、加盟国間の分類の統一性を高める。

一方、投票結果が反映されたロカルノ分類第14版は2023年1月1日に公式に施行され、韓国など、ロカルノ協定の多数の加盟国で公式施行日以後の出願件から適用される予定である。また、ロカルノ分類第14版を反映した「物品類別物品リスト」は2023年1月1日以降、特許庁のウェブサイト外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますで確認できる。

特許庁の商標デザイン審査局長は「変更される国際標準により、国際出願を準備している個人や企業はデザイン戦略の樹立に万全を期す必要があると見られる」とし、「特許庁も未来のコメを発掘するために、新技術・国内特化事業関連物品等を専門家会議の案件として提案するなど、韓国企業の海外進出の基盤を積極的に構築していきたい」と述べた。

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