知的財産ニュース 第2次公共機関公募展、計49件の取引の成果を出した

2021年12月21日
出所: 韓国特許庁

「第2次公共機関と共にする革新アイデア公募展」及び「大学(院)生アイデアコンテスト」の契約締結式・授賞式を開催

取引最高額は2千万ウォン、KORAIL Techの課題

韓国特許庁はオンラインを通じて12月22日水曜日午後2時に「第2次公共機関と共にするアイデア公募展」と「大学(院)生アイデアコンテスト」の契約締結式・授賞式を開催すると発表した。
※今回のイベントは特許庁の公式YouTube外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますを通じて放送され、事前イベントとして1時半から「価値のあるアイデアが未来を変える」を題名にWELTの代表の講演が用意されている

契約締結式は第2次公共機関と共にするアイデア公募展で取引(※)された計49件のアイデア(全体取引金額3,956万ウォン)を対象に行われる。代表的には次のとおりである。
※41の公共機関が発題した80の課題に対して計567件のアイデアが提出され、このうち21の機関が計49件のアイデア(全体取引金額3,956万ウォン)を取引

  1. KORAIL Techの場合、労働環境を改善するための「列車の客室内ゴミ収集カート製品の提案」という課題に対してVARUPの代表理事が提案したアイデアの試作品を2千万ウォンで購入(最高額の取引)した。
    ※KORAIL Techは購入したアイデアの試作品で実証実験を行った後、現場の意見を反映してVARUPと完成品納品契約を締結する予定
  2. 韓国中部発電の場合、「公企業と共にする国民の日常でのカーボンニュートラル実践方法アイデア」と「コミュニケーションと配慮の企業文化を作るための職場内ジェネレーションギャップ解消アイデア」という課題に対して各4件ずつ計8件と、最多件数を取引した。

授賞式では、「第2次公共機関と共にするアイデア公募展」と「大学(院)生アイデアコンテスト」でアイデアの提案および取引件数が多い人とチームを対象に授賞する予定である。

  1. 第2次公共機関と共にするアイデア公募展では、韓国中部発電の課題などに対して計6件のアイデアを取引して最多取引件数を誇るキム・ヒョンジンさんが最優秀賞として特許庁長賞を受賞する予定である。また、健康保険審査評価院およびKORAIL Retailとそれぞれ取引したホン・ヨンジュさんとチョン・ジュヒさんは優秀賞として韓国発明振興会長賞を受賞する予定である。
  2. 大学(院)生アイデアコンテストでは、最も活発にアイデアを提案し取引を行ったチームに与えられる最高賞の特許庁長賞(賞金500万ウォン)をEnGeniusチームが受賞する予定であり、最も多い大学(院)生が参加して最も活発なアイデア活動を行った大学に与えられる参加大学賞(奨学金1,000万ウォン)は全南大学が受賞する予定である。
    ※大学(院)生アイデアコンテストはチーム部門22チーム(66名、1チーム当たり3名構成)と個人部門44名(大学生38名、大学院生6名)の計41の大学から合わせて110人が参加した

特許庁長は「オンラインで国民と企業がアイデアを常時取引できるアイデアプラットフォームアイデア路外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますを通じて行った今回の公募展とコンテストに多大な関心と積極的な参加をいただき、お礼を申し上げる」とし、「これからも特許庁は国民のクリエイティブなアイデアが常時取引され、企業がイノベーションを成し遂げていけるように持続的に努力を注ぐ計画だ」と述べた。

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