知的財産ニュース 韓国特許庁、「AI分野の特許および産業の動向セミナー」を開催

2021年12月13日
出所: 韓国特許庁

特許分析を通じてAI技術開発の方向性を提示する

セミナーの概要

日にち/場所:2021.12.14(火)/韓国知識財産センター19階大会議室(ソウル)
主催:韓国特許庁の人工知能特許研究会、知能情報産業協会
参加:人工知能関連産業界、学界、研究界など計200人程度(オン・オフライン)
主題:
  1. ディープフェイク生成技術を活用したデータ拡張分野の特許動向
  2. AIと量子コンピューティング融合技術の動向
  3. AI活用医療ビックデータの分析④韓国語の超大規模AIモデルの開発およびエコシステム発展の動向

韓国特許庁の人工知能特許研究会は12月14日火曜日の13時30分に知能情報産業協会と共同で、韓国知識財産センターで「AI分野の特許および産業の動向セミナー」を開催する。

今回のセミナーは、第四次産業のコア技術として浮上している人工知能分野の主要技術および特許の動向を分析した結果を共有し、今後の技術発展の方向を検討するために設けられた。人工知能関連産業界、学界、研究員など専門家約200人がオン・オフラインで参加して人工知能分野の特許・産業競争力を診断し、今後の研究および技術発展の方向を議論する予定である。

今回のセミナーは特許庁の審査官が直接分析した「人工知能分野の特許の動向」、民間で分析した「人工知能産業界の動向」をテーマとする2つのセッションで行われる。

第一セッションでは、特許庁の人工知能特許研究会が[AIの性能を左右するデータの不足問題を画期的に解決できるディープフェイク技術を活用したデータ拡張]、[AIと量子コンピューティングの融合に関する最近の特許の動向]を発表する。「ディープフェイク技術を活用したデータ拡張」と関連して、最近増加傾向にある特許出願の動向と主要出願人に対する分析結果を共有する予定である。また、技術覇権争いの重要技術として浮上している量子コンピューティング技術を紹介し、特に「量子ニューラルネットワーク」、「量子機械学習」に関する特許の動向分析を通じて量子コンピューティングが人工知能の発展のもう一つの原動力になる可能性について検討する。

第二セッションでは、産業界で人工知能をデータ分析産業に適用した事例と韓国語の超大規模AIモデル・エコシステムの構築について紹介する。ミソ情報技術の研究所長は人工知能技術を大容量データ、特に医療ビックデータの分析に適用した事例とともに特許戦略を発表して、中小企業の人工知能活用経験について聞く機会になると期待される。NAVERの研究所長は韓国語の超大規模AIモデル開発の現在と未来を紹介し、超巨大AIプラットフォームを通じたエコシステムの構築支援方向に対する発表で、プラットフォームのエコシステムを通じた中小企業との共生方策を紹介する予定である。

特許庁の融複合技術審査局長は「人工知能技術は第四次産業革命をけん引するD(データ)、N(ネットワーク)、A(人工知能)技術の一つとして、未来の国家成長エンジンを確保するために、コア技術の開発とともに優秀な特許を先取りすることが何よりも重要だ」と強調し、「これから人工知能分野の主要技術に対する特許分析が企業の研究開発の方向や投資戦略の樹立に活用されて人工知能産業の発展に役立つように取り組む」と話した。

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