知的財産ニュース 長寿ブランドを活用したユニークなコラボ商品が人気
2021年4月12日
出所: 韓国特許庁
新しい商品が買いたくなる、なじみのある商標の力

- 小麦粉で有名な「コムピョ(熊標)」の商標が付いている小麦ビールと靴墨で有名な「マルピョ(馬標)」の商標が付いている黒ビール、調味料の「ミウォン(味元)」の商標を活用したポップコーンなど、ユニークな商品が消費者の好奇心を刺激している。「コムピョ」は1955年に登録され、今まで管理されている代表的な長寿ブランドの一つである。ミウォンは1987年、マルピョは1990年度に登録され、現在まで権利を維持している長寿ブランドである。
- 人気アイドルグループの「SHINee」とコラボレーションし、ヒキガエルの形が印刷されたTシャツ、シールなどの商品を発売したハイト眞露は、多岐にわたる分野に進出してヒキガエルの商標を積極的に活用している。ヒキガエルの商標も1954年に登録された歴史の長い商標である。レトロ商標を新しい商品に活用して感性と面白みを添えたユニークなコラボレーション商品が、企業の新たなマーケティング戦略として位置づけられている。
長寿ブランドと別の分野の製品を組み合わせたユニークなコラボ商品が注目を浴びている。レトロブームに続き、ユニークなコラボ商品が発売されて消費者の感性を刺激し、市場で話題になっている。
ユニークなコラボ商品は、異なる分野の製品をコラボレーションした製品のことであり、商品と商品、商品と商標とのコラボレーションなどが行われている。
特許庁によると、商標登録を受けてから10年以上権利が維持されている商標は約42万件であり、商標権が維持される平均寿命は11.6年と調査されたと明らかにした。
※商標権の存続期間は、設定登録があった日から10年であり、商標権者の申請によって10年ごとに延長更新することができる。
そのうち、60年以上商標権を維持している商標は、計302件であり、他にも50年以上が1,373件、40年以上が6,516件、30年以上が3万5,598件であることが分かった。
このような長寿ブランドと異なる種類の商品との個性あふれる組み合わせにより、消費者から高い評判を得ている。
コムピョビール、マルピョビール、ミウォンポップコーンなどは新商品であるが、消費者になじみのある商品として受け入れられている。ユニークなコラボ商品の成功には、レトロ商標、つまり「古い商標」の力があった。
長年使用されてきて消費者になじみのある「権威のある商標」と組み合わせることで、消費者の好奇心を刺激し、記憶に残りやすい商品になったと分析される。
特許庁の国際商標審査チームの審査官は、「長年の間、きちんと管理されてきた商標は、時間が経つにつれ消費者からの信頼も厚くなる」とし、「企業もマーケティング戦略を多角化するとともに、事業領域の拡大にも長寿ブランドを活用している」と述べた。
また、「長期間、徹底に管理してきた商標を用いて新たなチャンスを生み出すことができるため、商標権の重要性を認識し、着実に管理していくことが重要である」とコメントした。
ジェトロ・ソウル事務所知的財産チーム
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