知的財産ニュース コロナ感染防止、テーブルパーティション関連の特許出願が急増

2020年12月1日
出所: 韓国特許庁

パーティションの特許出願がUP! K-防疫もUP!

  • 2020年の大学入試試験で机ごとに飛沫を防止するためのパーティションが設置されるなど、新型コロナウイルスによりパーティションに対する関心と需要が高まる中、ウイルス感染をブロックすることができるテーブルパーティション関連の特許出願が急激に増加したことが分かった。
  • パーティションは、棚、本棚、本立て、ブースなどの家具に適用され、単純に領域を区分する一般のパーティションと机、食卓、テーブル等に設置されて、個人のスペースを確保するテーブルパーティションに区分けすることができる。

韓国特許庁によると、パーティション関連の特許出願は、2011年から2019年まで毎年50件程度に過ぎなかったが、2020年には第3四半期までに92件が出願されて80%以上の増加となった。

特にテーブルパーティションは、2011年から2019年まで平均18.4件の出願であったが、2020年は第3四半期までに69件が出願され、年末基準で4倍以上と大幅に増加すると予想される。

これは、新型コロナウイルスの拡散により、個人衛生と防疫への関心が高まったため、それに関する出願が急増したと解釈できる。

2011年から10年間の技術分野別における国内出願動向を見ると、一般パーティション226件、テーブルパーティション235件、それらの固定や装着、支えに必要なパーティションの付属品が50件出願された。

注目すべき点は、例年並みの特許出願を維持する他の分野とは異なり、テーブルパーティションの特許出願が2020年に入って著しく増加したという点と防疫関連の特許出願が例年平均1.67件であったのが、2020年には53件に急増した点である。

テーブルパーティションは、以前は組み立て構造やプライバシー問題を解決する観点から出願が行われたが、2020年から呼吸器感染症に対する関心が高まったため、防疫、移動性、携帯性および環境問題の改善に、その出願傾向が変わった。

また、携帯用のテーブルパーティションは、世界保健機関(WHO)がPM2.5をグループ1の発がん性物質に指定した当時である2013年の9件、マーズが流行した時期である2015年の13件に次いで、2020年は19件で最も多くの出願を記録した。

これは2020年の新型コロナウイルスによるパンデミックに伴い、抗菌機能付きで移動性と携帯性まで加えた携帯用パーティションに対する需要者のニーズに合わせて、特許出願が行われていることを示している。

2011年以降、出願人別に見ると、全体出願511件のうち、外国人の出願は7件(1.37%)であるのに対し、個人や中小企業を中心とした韓国人の出願は504件(98.63%)で出願の大部分を占めている。

特に、飛沫防止、抗菌機能付きなどの防疫に関するパーティションの出願である68件は、全て韓国人が出願しており、テーブルパーティションに適用された48件が2020年に集中的に出願され、K-防疫に大きく役に立つと期待される。

特許庁の生活用品審査課長は「新型コロナウイルスにより個人防疫に対する国民の関心が高まり、特許出願にも影響を及ぼしている」とし、「特許庁は迅速かつ正確な特許審査サービスを提供し、このような社会的変化に能動的に対処する」と述べた。

ジェトロ・ソウル事務所知的財産チーム

ジェトロ・ソウル事務所 知的財産チームは、韓国の知的財産に関する各種研究、情報の収集・分析・提供、関係者に対する助言や相談、広報啓発活動、取り締まりの支援などを行っています。各種問い合わせ、相談、訪問をご希望の方はご連絡ください。
担当者:大塚、徐(ソ)、權(クォン)(いずれも日本語可)
E-mail:kos-jetroipr@jetro.go.jp
Tel :+82-2-3210-0195