知的財産ニュース 簡単で正確な出願書類を作成するための、失敗・模範事例を掲載

特許出願、こうすれば簡単

韓国特許庁は、特許、商標、デザインなど知的財産権の出願書類作成に参考にできる失敗事例と模範事例をウェブサイトで案内すると9月6日に発表した。

特許などにおける出願書類は専門的な内容を取り扱っており、書式の種類も多様で複雑なため、一般人は弁理士などの代理人の助力がなければ、作成が困難であった。

出願書類の作成基準を守らないか、または添付書類を間違って提出した場合には、後続の手続きが遅れて最悪の場合には無効になるなど、不利益を受けざるを得ない場合が多かった。

特許庁は、このような不利益を予防して正確な書類作成をサポートするために、主に使用される書式の記載項目別に失敗事例と模範事例をウェブサイトに掲載すると発表した。

特許出願書、補正書、意見書など、7つの主要書式の記載項目の中から頻繁にミスが発生する事項について、間違った作成事例と正確な作成事例を比較して提示することで、正確な書類作成に役立つと期待される。

出願書類の事例は、特許庁のウェブサイトにアクセスし、「冊子/統計>民願書式（申請書様式）」で「特許出願書」を検索すると、作成例をダウンロードすることができる。

特許庁の情報顧客支援局長は、「特許などの知的財産の出願は、専門的な領域であり、なるべく弁理士の助力を受けて手続きを進めるのが安全であることは事実である」とし、「弁理士を選任する余裕がない場合でも、少しの時間と労力を投資すれば、関連手続きと記載要領を学びながら、出願手続きを進めることができるよう、出願人に対する効果的なサポート手段を持続的に工夫していきたい」と述べた。