知的財産ニュース 「2020年第3回イノベーションのアイデア公募展」の参加企業募集

2020年8月10日
出所: 韓国特許庁

ユニークなアイデアに関心が高い企業が集まる!

韓国特許庁は、2020年10月に開催する予定である「2020年第3回イノベーションのアイデア公募展」に参加する企業を募集すると8月11日に発表した。

イノベーションのアイデア公募展は、製品やサービスの改善、または新製品や新事業を企画することにおいて苦労している企業および予備創業者を支援するための行事であり、国民のクリエイティブなアイデアを企業が直面している問題を解決するために活用することに目的がある。

今回の公募展は、「生活イノベーション」と「ポストコロナ」をテーマに、それぞれ開催された第1、2回の公募展とは異なり、関連製品やサービスを体験した後にアイデアを提案する「体験型」方式で行われる予定である。

※第1回生活イノベーションのアイデア公募展(4月開催):5社のアイデア7件が取引成立
第2回ポストコロナイノベーションのアイデア公募展(6月開催):現在、アイデアの購買を検討中

そこで、8月11日から1ヵ月間行われる今回の参加企業の募集は、「体験部門」と「非体験部門」に分けて募集する予定であり、変化やイノベーションに関心のある企業や予備創業者であれば、誰でも申し込むことができる。

申し込み企業は既存の製品やサービス改善、または新製品・新事業の企画など、当面の問題を解決するためにアイデアが必要な課題を具体的に記載して提出しなければならず、事前に関連製品またはサービスの体験機会を与えた後、アイデアを収集するのであれば「体験部門」を、体験機会の提供するのが難しい場合には「非体験部門」を選択することができる。

特許庁は、企業が申請した解決課題を分析し、カスタマイズ型のアイデア公募展を開催する予定であり、公募展のアイデアを活用して、製品改善および事業化を推進する場合は参加企業に特許出願および事業化のコンサルティング、アイデア取引および保護に関する教育も提供する計画である。

参加を希望する企業は、9月11日までに韓国発明振興会のウェブサイト外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますに掲載されている申込書を作成し、電子メール(iptnt2@kipa.org)に提出すればよい。さらに、詳細な内容については、韓国発明振興会のウェブサイトで確認するか、または韓国発明振興会の知的財産取引所(+82-2-3459-2882、2809)に問い合わせすれば、詳細な案内を受けることができる。

特許庁の産業財産政策局長は、「企業の変化とイノベーションに国民のアイデアは、パートナーのような役割」とし、「今回の機会を通じて、多くの企業が国民が何を望んでいるかを知り問題を解決するために助けになればいい」と述べた。

ジェトロ・ソウル事務所知的財産チーム

ジェトロ・ソウル事務所 知的財産チームは、韓国の知的財産に関する各種研究、情報の収集・分析・提供、関係者に対する助言や相談、広報啓発活動、取り締まりの支援などを行っています。各種問い合わせ、相談、訪問をご希望の方はご連絡ください。
担当者:大塚、柳(ユ)、李(イ)、半田
E-mail:kos-jetroipr@jetro.go.jp
Tel :+82-2-3210-0195