知的財産ニュース 特許審判院、商標・デザイン審判部の新しい審判廷を開所

2020年1月6日
出所: 韓国特許庁

韓国特許審判院は、商標・デザイン審判部(審判1、2、3、11部)の新しい審判廷を竣工し、2020年から商標・デザイン審判の口頭審理を特許審判院の別館で開くことを明らかにした。

※口頭審理:審判事件の当事者が審判廷に出席し、審判部で直接本人の主張を述べることができる手続きの一つで、裁判所での弁論に当たる。

特許審判院の商標・デザイン審判部は、2019年10月21日に特許庁のオフィス空間の不足および特許審判の物理的な独立性を確保するため、大田にある教職員共済会大田会館に移転した。

審判廷は5人の審判官合議体と多数の当事者が利用可能な大審判廷と、特許庁ソウル事務所と大田間 の映像口頭審理が可能な小審判廷で構成されている。

審判当事者の移動時間および費用を軽減するなど、「需要者オーダーメイド型サービスの創出」を目的として2014年に導入した映像口頭審理システムは、両方の当事者が特許庁ソウル事務所にいる場合はもちろん、一方の当事者はソウル事務所に、他方の当事者が大田にいる審判事件の際にも口頭審理が可能である。

今回竣工された大審判廷では、1月6日に特許審判院長が5人合議体の審判長として直接参加し、デザイン登録の無効審判に対する口頭審理を開催する。

口頭審理の公開弁論を撮影し、ネットで公開する予定である。

特許審判院長は「口頭審理を通じて、審判争点を早期に把握し、審理充実度の向上による高品質の審判を実現し、審判の公正性および透明性を強化していく計画である」と述べた。

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