知的財産ニュース 「2019江原知的財産フェスティバル」開催

2019年9月5日
出所: 韓国特許庁

9月6日~7日、春川の江原情報文化振興院で「江原知的財産フェスティバル」を開催

特許庁は、9月6日~7日に江原情報文化振興院(江原道春川市)内の創作開発センターで、「2019江原知的財産フェスティバル」を開催する。

今年で8回目を迎える江原知的財産フェスティバルは、2016年から江原道内最大規模の知的財産-科学技術のイベントである「江原科学技術祭典」と連携して開催され、科学技術と知的財産を融合したフェスティバルとして発展・成長した。

主なイベントとして、研究機関と地域企業間の技術移転協力による技術事業化の活性化および事業化の成功に向けた投資連携の「江原産業団地技術移転フェア」が開かれ、また、未来起業者・スタートアップ企業と専門家の1:1コーチングによるIRピッチング能力を強化し、投資資金を誘致するための投資家との出会いの場を提供する「IP模擬投資オーディション」が開催される予定である。

また、江原道内の優秀IP人材の自己PRによる就職能力の強化と、企業の採用担当者の直接審査による人材発掘および雇用創出のための「IP人材PRコンテスト」が用意されている。

他にも「第四次産業革命時代、自分をイノベーションする方法」というテーマの「知財コンサート」を開催し、企業経営においての必須要素である知財の重要性の拡散および第四次産業革命時代における企業生存力の向上に向けた組織イノベーション対策などを模索する。

イベント中には、イノベーションおよび支援機関(16)、地域大学(8)、科学重点学校(6)など30の参加機関で、先端科学技術館、未来職業体験館、科学バスキング、優秀技術体験館などを運営し、ドローンレーシング、ハムスターロボット遊び場など、第四次産業革命時代の先端科学技術を経験できる多彩な展示・体験イベントも行われる。

一方、初日の6日には、江原道の科学技術および知的財産の発展に貢献した科学人と企業者、地域住民を激励するために「江原科学技術大賞」と「江原創造的アイデア・デザイン公募展」を授賞し、知的財産有功者を表彰する。

特許庁長は、「今回のイベントをきっかけに、未来産業の予測およびイノベーション成長の中心にある知的財産の役割と重要性が自治体に共有され、さらに広がることを期待している」とし「特許庁は地域の創意的アイデアが知的財産に権利化され起業につながり、イノベーション成長と雇用創出に実質的に貢献するよう多角的に努力する」と述べた。

ジェトロ・ソウル事務所知的財産チーム

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