知的財産ニュース 特許庁、「2019発明教育カンファレンス」を開催

2019年11月20日
出所: 韓国特許庁

創造的人材育成の基盤、発明教育の重要性を論じる

特許庁は、創造・融合型人材育成に向けた最新の発明教育の情報を共有し、優秀な事例を拡大する機会を設けるために、11月22日から23日の2日間、大田市儒城ホテルで「2019発明教育カンファレンス」を開催する。

発明教育関係者と教員を対象に開催されるこのカンファレンスでは、Jusung Engineering代表の基調講演(発明を通じて次世代の革新家に成長する)をはじめに、発明教育の優秀な事例に関する講演、発明教育関係者の分科協議会および授賞式が行われる。

特に、分科別会議の一つとして開かれる「発明教育政策協議会」では、教育脆弱層(島しょ・へき地・離島、地域児童センターなど)にも発明教育の機会を与えるために、来年に初めて進める「巡回発明体験教室の運営」について、市・道教育庁の奨学官(士)と深く議論する予定である。

それと共に、「2019発明教育大賞(※)」で国家知識財産委員長賞を受賞した忠南機械工業高等学校の教師が、「トゥリーズ(TRIZ)」を活用した創造的問題解決」に対する事例を共有し、「2019全国教員発明研究大会(※※)」の1等級受賞者である仁川イェソン幼稚園の教師は「遊びと発明が共にするメーカー活動プログラムによる乳児創造性能力の強化」方策について講義する予定であり、発明教育現場の話を聴取できると期待されている。

※発明教育の拡散および発明文化作りに貢献した現職教師(6人)、教育公務員(2人)に授賞
※※教員および教育専門職公務員を対象に、発明教育の一般、指導事例の分野に関する優秀な研究報告書(論文)を選定して授賞(3人)

特許庁産業財産政策局長は、「韓国の未来を担う創造・融合型人材を育成するために、発明教育の重要性を議論するのは非常に有意義なことである」とし、「今回のカンファレンスを通じて、特許庁は発明教育の現状を診断し、未来の発明教育を広げるために、全国の市・道教育庁と継続的に議論していきたい」と述べた。

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