知的財産ニュース グローバルデザイン分野で韓国の地位が向上

2019年11月1日
出所: 韓国特許庁

WIPO国際デザイン会議で4年連続の副議長を遂行および韓国語を公用語として提案

特許庁によると、特許庁スイス駐在官の課長が、2019年10月30日から11月2日までスイスのジュネーブにある世界知的所有権機関(WIPO)の本部で開かれる、第8次「産業デザインの国際登録に向けたハーグシステムの法的発展に関するワーキンググループ(Working Group on the Legal Development of the Hague System for the International Registration of Industrial Designs)」会議の副議長に選出された。

ハーグワーキンググループ会議は、WIPOが主管するデザイン国際出願制度のハーグシステムの法的発展に関する会議のことであり、韓国は2014年7月にハーグシステムに加盟して以来、毎回参加している。

また、韓国は加盟後の2015年から連続して副議長を務めており、今年で4回目の重任である。

韓国の国際デザイン出願は加盟以来、世界3、4位を維持しており、デザイン強国としてグローバルデザイン制度をリードしている。今回の会議では、韓国のハーグシステムの活用率が高くなったことから、国際デザイン出願に韓国語を使用することができるよう、韓国語の公用語指定を提案する予定である。

※現在のハーグシステム公用語は、英語、フランス語、スペイン語だけであり、中国とロシアも公用語指定を求めている。

特許庁デザイン審査政策課長は、「今後も、韓国企業が海外進出に必要なデザイン権を効率的に確保することができるよう、国際会議において韓国企業に必要なグローバルデザイン制度の整備のために、最善を尽くしていきたい」と述べた。

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