知的財産ニュース 特許庁、「2018 D2Bデザインフェア授賞式」を12月6日、ソウルで開催

2018年12月5日
出所: 韓国特許庁

韓国特許庁と韓国貿易協会は12月6日(木曜)午後2時、オークウッドプレミアホテル(ソウル市江南区)で「2018 D2B(Design to Business)デザインフェア授賞式」を開催する。

今年の大賞である産業通商資源部長官賞には、清州大学生が選ばれた。受賞作はトラック荷台の翼をはしごに変えることができるデザインを施したもので、実用性と創造性が高いと評価された。

金賞には東西大学生の旅行用化粧品パッケージである「spoid T」、弘益大学大学院生のビビンバスプーンボウル(Bibimbap spoon bowl)」、牧園大学生の「Paper-Cat House」がそれぞれ選ばれた。

金賞受賞者の弘益大学院生は、金属キッチン容器のメーカーである「コスティック社」とライセンス契約を締結する予定である。

コスティック社は「D2Bデザインフェア」で過去6年間、計11件のライセンス契約を締結し、大学生のデザイン作品を商品として発売している。

コスティック社の代表は「D2Bデザインフェアは企業が必要とする創造的で優れたデザインを発見することができる良い機会である」とし、「今年末までに『Bibimbap spoon bowl』を事業化する計画である」と述べた。

今年で13回目を迎えた「D2Bデザインフェア」は、優れたデザインを企業に提供してロイヤリティを確保する差別化された公募展で、過去8年間の受賞作は計322件、そのうち32件はライセンス契約が締結され、開発した学生はロイヤリティを受け取った。

今年は5,578点が出品され、審査基準である審美性と実用性などについて審査を行い、計38点のデザインが受賞作に選ばれた。

特許庁次長は、「消費者の感性をつかむデザイン経営が重要な時代になっているなか、D2Bデザインフェアは産学協力の良いモデルとなっている」とし、「現在、デザインブランドの価値が重要視されており、今後も斬新なアイデアを発掘して、オープンイノベーションの良いプログラムに定着させたい」と述べた。

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