知的財産ニュース 就職に強い特許戦略を策定し、大学(院)の創造的なアイデアを発掘

2018年4月9日
出所: 韓国特許庁

特許庁、「2018キャンパス特許戦略ユニバーシアード」開幕、参加申込受付を開始

韓国特許庁が主催し、韓国工学翰林院と韓国発明振興会との共同主管による「2018キャンパス特許戦略ユニバーシアード」(以下、大会)が開催される。受付期間は4月10日から6月5日までとなっており、大学(院)生の参加申込を受け付ける。

この大会は、韓国の大企業や研究機関が出題した産業財産権関連の問題について、大学(院)生が創造的なアイデアを出して特許戦略を策定し、賞金や就職優遇を受けることができる産学研による協力プログラムである。

今年で11回目を迎える大会の今年のテーマは、「特許戦略策定」である。3つの産業分野の28社が問題を出題し、案を審査する。優れた案を出した人は賞金を受け取ったり、就職活動で優遇を受けることができる。

電気・電子分野ではサムスン電子、サムスンSDI、LGディスプレー・ソウル半導体・SKハイニックスなどが、機械・金属・環境分野ではポスコ・高麗亜鉛・斗山インフラコア・ヒューロム(HUROM)・韓国機械研究院(KIMM)、現代重工業などが、化学・生命・エネルギー分野ではロッテケミカル・LG化学・韓国原子力研究院(KAEIR)・韓国科学技術研究院(KIST)などが参加する。  

大会に参加する学生は、スポンサー企業が出題した問題のうち一つを選択し、先行特許調査・分析結果をもとに、将来の核心特許を取得するための特許戦略を策定し、企業が現場で悩んでいる産業財産権関連の問題解決に挑む。

授賞式は11月22日に開催される予定である。受賞者は賞金(産業通商部長官賞・特許庁長賞・翰林院会長賞、4組、それぞれ1,000万ウォンなど)を受けるほか、現代自動車、サムスン重工業・LG化学・大宇造船海洋など13のスポンサー企業に志望する場合、優遇を受けることができる。受賞後も「次世代知的財産リーダー(YIPL)」プログラムを通じ、体系的かつ継続的な知的財産教育を受けることになる。

特許庁産業財産人材課長は「今回の大会を通じて、大学(院)生の創造的なアイデアを発掘し、企業で特許戦略を策定する過程を経験することで、次世代知的財産リーダーに成長できる良い契機になることを希望している」と述べた。

韓国の大学(院)生なら誰でも参加することができる。詳細については、大会のホームページ外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますで確認でき、お問い合わせについては、大会の主管機関である韓国発明振興会(02-3459-2813)まで。

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