知的財産ニュース 2017年弁理士試験合格者、実務修習集合教育を開始

2018年1月2日
出所: 韓国特許庁

韓国特許庁国際知識財産研修院は1月2日午前、第54回弁理士試験合格者など218人(*)を対象に入校式を行い、2月22日までの8週間、弁理士実務修習集合教育を実施すると発表した。
*54回(2017)弁理士試験合格者205人、53回(2016)合格者9人、51回(2014)合格者1名、6回(2017)弁護士試験合格者3人

教育生は、集合教育期間に弁理士として備えるべき基本素養および国内外の知的財産関連制度を学び、特許・商標・デザインに関する出願・審判・審決取消訴訟など、弁理士の業務を行うための実習教育を受ける。

教育時間数は計281時間であり、科目別では素養教育(14時間)、産業財産権法の実務(60時間)、産業財産権出願の実務(129時間)、審判・訴訟の実務(78時間)からなっている。

特に、実務・実習中心の教育を運営するために、教育時間の半分を実際、弁理士の業務で活用される出願書・明細書および審判請求書の作成などの実習時間(140時間、全体の教育時間の49.8%)で編成した。

教育生は今回の8週間の集合教育を通じ、弁理士業界の専門家が現場で蓄積した経験やノウハウを伝授されるため、実務能力を大幅に向上させることができるとみられる。

集合教育を修了した教育生は、今後、特許事務所および産業財産権業務を行う法律事務所・公共機関などの研修機関で6カ月間の現場研修を終えた後、弁理士としての業務を始めることができる。

※2016年に改正された(2016年1月27日改正、2016年7月28日施行)弁理士法(第3条)により、弁理士試験合格者および弁護士資格者が弁理士資格を取得するためには、研修院で実施する集合教育250時間および現場の研修機関での6カ月間の研修を終えなければならない。

特許庁国際知識財産研修院長は、歓迎の辞で教育生の入校を心から歓迎しつつ、「この教育に参加した教育生が研修院での所定の教育課程を誠実に修了し、国民に最高の知的財産サービスを提供する専門家になってほしい」と述べた。

ジェトロ・ソウル事務所知的財産チーム

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