知的財産ニュース 特許庁、第6回「江原知的財産フェスティバル」を開催

2017年11月7日
出所: 韓国特許庁

韓国特許庁は江原道と共に原州インターブルゴホテル(1階ローズホール)で11月8日から9日までの1泊2日の「江原知的財産フェスティバル」を開催する。 

特許庁と江原道が共同主催し、韓国発明振興会と江原知的財産センターが主管する今回の行事には、特許庁次長、江原道知事、韓国発明振興会常勤副会長、地域の国会議員および江原道の大学、企業、学生、市民など約2,000人が参加する予定だ。

「江原知的財産フェスティバル」は12年から始まり、現在の第6回目を迎える、江原道最大規模の知的財産-科学技術を融合させる祭りである。今年は第9回を迎える「全国中小企業の知的財産経営者大会」と並行して進めることになり、その規模がさらに大きくなった。

行事1日目の11月8日には開幕式を皮切りに、江原道の科学・技術および知的財産の発展に貢献した科学者や企業家、住民に対する授賞と表彰の授与が行われる。また、「中小企業知的財産経営者大会」では、優秀な知的財産経営能力を持つ中小企業に対し、産業資源部長官賞をはじめ、計13点を表彰する。続いて知的財産経営大賞を受けた2社によるベンチマークに関する発表が行われる。

今回の行事は江原道の地元企業や住民が共に楽しむ「知的財産-科学技術大祝典」であるため、多彩な展示会や広報、体験プログラムが用意された。その一つである「アイデアファクトリーメイク・ア・ソン(Idea Factory Make-A-Thon)*」 コンテストでは、江原道の地域住民50人余りが参加し、アイデア発掘から試作品開発まで1泊2日間休まずに競合する。特に「18年冬季五輪が江原道の平昌で開かれるだけに「平昌冬季五輪スマートデバイス開発」をテーマに、優秀なアイデアや製品を選定して授賞する予定である。

*メイク・ア・ソン:MakingとMarathonの合成語で、マラソンのように休まずに何かを作ってみようという趣旨の創作キャンプを意味する   他にも科学技術および知的財産権に対する地域住民の関心を高めるために、第4次産業革命時代の先端科学製品も展示する。日常でなかなか体験できないVRやドローン、ロボット、AI、3Dプリンター、電気自動車などを直接見て体験することができる。また、室内のブースでは、江原道の13地域の中核機関と6つの大学、5つの高校が成果に対する展示・広報および体験プログラムを運営し、「第4次産業革命とIP活用」と題した特別講義も行われる。

特許庁の次長は「今回の行事を契機に知的財産と科学技術に対する江原道民の関心が高まり、第4次産業革命をリードしていく創造的企業・人材が登場することを期待している」とし「特許庁は今後も、地域の住民や企業が知的財産に関わる問題点を抱えることがないように江原道をはじめとする全国の自治体と緊密に連携していきたい」と述べた。

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