知的財産ニュース 特許ビジネス会議IPBCコリア、28日に開催

2017年4月14日
出所: 電子新聞

英国の雑誌IAM(Intellectual Asset Management)が主管するビジネス会議「IPBC(Intellectual Property Business Conference)コリア」が4月28日に韓国ソウルのバンポにあるJWマリオット・ホテルで開催される。国内外における特許業界の有識者と人脈を作り、ビジネスチャンスを探るイベントで今年で2回目を迎える。

今年のIPBCコリアではIPによる価値創出や企業におけるIPを利用した模範例を紹介し、革新に基盤を置く成長や海外進出をめぐる戦略について議論する。基調演説後のセッションは、韓国でのIPに対する展望(海外専門家の意見)、競争情報を通した価値の最大化、戦略的なIP管理、アジアでのIPの順で行われる。スピーカーは韓国国内でのIPをめぐる環境改善やIP戦略の立て方を発表し、改善策について話し合う。

最初に欧州特許庁の情報通信技術首席理事が「最新の欧州の現状」と題して基調演説をする。これにより、生き生きとした欧州の状況が分かるだろう。

「韓国でのIPに対する展望」というセッションではグーグルの特許弁護士と韓国電子通信研究院(ETRI)の知財活用室長などが参加し、パネルディスカッションを進める。このセッションでは韓国でのIPに対する国内外の専門家の意見を伺うことができる。

「競争情報を通した価値の最大化」というセッションでは、ビッグデータを利用した特許の展望とリスクを把握し、効率的なポートフォリオの管理・戦略方法について議論する。

「戦略的なIP管理」というセッションでは、IP管理とIPによる価値創出戦略について議論が行われる。

最後に「アジアでのIP」というセッションでは欧州特許庁の特許弁護士、フィリップスの首席ライセンス弁護士が参加し、パネルディスカッションを進める。座長は韓国知財サービス協会長が務める。

全てのセッションは英韓同時通訳で行われる。昨年のIPBCコリアには各国からIP業界の主な有識者およそ200人が参加し、韓国のIP市場に関して強い興味を示した。

イ・キゾン記者 gjgj@etnews.com

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