知的財産ニュース 大宇造船、中国メーカーとのLNG特許紛争で勝訴

2017年2月16日
出所: デジタルタイムズ

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大宇(テウ)造船海洋は、2013年3月、中国に特許登録した「船舶用天然ガス燃料供給システム」について、中国の機材メーカーが提起した特許無効審判を中国特許庁(SIPO)が最近棄却したと16日明らかにした。

訴訟を提起した中国の機材メーカーは「大宇造船が登録した船舶用天然ガス燃料供給システム特許には進歩性と特許性がない」として、特許の無効を主張してきた。

中国特許庁の決定により、大宇造船は中国でも技術の保護を受けられるようになった。天然ガス燃料関連技術は、最近環境に対する規制の強化によって急激に浮上しているエコ船舶のコア技術である。この技術は2014年12月、フランスでも特許性が有効と認められた。

最近、パリ協定や国際海事機関 (IMO)の環境規制などで、全世界的に船舶から排出される排気ガスに対する規制が強化されている。これによって、船舶の燃料も天然ガスに代替する船主会社が増えている。

大宇造船海洋の関係者は、「中国と欧州において、天然ガス燃料供給システム特許の有効性を認められることにより、国内の機材メーカーが大宇造船の特許権の保護の下、海外市場にも進出できる土台が作られた」とし「これで、今後エコ船舶市場を先取りできる有利な立場となった」と述べた。

ヤン・ジユン記者 galileo@dt.co.kr

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