知的財産ニュース サムスン-アップル特許訴訟、再び1審へ

2017年2月10日
出所: 韓国特許庁

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米国最高裁判所まで上がったサムスン電子とアップルのデザイン特許訴訟が再び1審裁判所に戻された。1審では、サムスンがアップルに払うべき損害賠償額を算定し直す予定だ。

IT媒体シーネットなどは2月7日(以下、現地時間)連邦控訴裁判所がサムスンとアップルのデザイン特許訴訟について、同事件が始まったカリフォルニア北部連邦地方裁判所・サンノゼ支院に差し戻したと報じた。昨年12月6日、連邦最高裁判所が同事件を控訴裁判所に破棄差し戻してから2カ月後1審裁判所に戻された。1審では、サムスンが侵害したアップルの特許がサムスンの全体の利益にどれだけ貢献したかを判断し、損害賠償額を算定し直すとみられる。

サムスンは同日、声明を発表し「1審での審理を期待する。市場で創造や革新、公正競争を望むすべての人々を代弁する」と話した。アップルはコメントを拒否した。

アップルは2011年、i-phone・i-padに取り入れた特許を侵害したとしてサムスンを相手にカリフォルニア北部連邦地方裁判所に特許訴訟を提起した。関連特許は、黒い四角形の丸い角の特許(D677)、液晶画面にベゼルをつけた特許(D087)、格子の形で配列したアプリケーション特許(D305)などである。

1・2審ともに敗訴したサムスンは、損害賠償額として5億4,800万ドル(約6,297億ウォン)をアップルに支払った。このうち、デザイン特許と関連して支払った賠償額3億9,900万ドル(約4,585億ウォン)は、サムスンがギャラクシーSを発売した後、獲得した利益金全体だった。米国特許法289条では、製造物の構成要素の一部で特許侵害が発生しても、製造物の全体の価値又は利益を基準に賠償額を算定するように規定されている。

その後、サムスンはデザイン特許侵害の判決については受け入れるとしながらも、賠償額が高すぎるとして最高裁に上告を申請した。当該デザインが利益に寄与した部分に限って賠償額を算定しなければならないという主張だった。昨年12月、連邦最高裁は最高裁判事8人の全員一致で、サムスンの主張を認めた。

事件を再び審理することになった1審では、特許法289条の製造物の範囲をどこまで認めるかについて争う予定だ。デザイン価値とライバル社の製品を模倣した侵害者が支払うべき賠償額の規模に関する基準が用意される見通しだ。

イ・ギジョン記者 gjgj@etnews.com

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