知的財産ニュース 特許庁、WIPOと共同で国際知的財産専門家を育てる

2017年11月7日
出所: 韓国特許庁

韓国特許庁は「2017韓-世界知的所有権機関(WIPO)共同の国際知的財産教育課程(AICC; Advanced International Certificate Course)」を11月7日(火曜)から10日(金曜)までソウル駅三洞にある韓国知識財産センターで開催すると発表した。 

特許庁はWIPOと共同でオンライン上のグローバル知的財産教育コンテンツである「IPパノラマ」を開発し、韓国語、英語、フランス語、スペイン語など、24カ国語に翻訳して普及することで知的財産教育を世界に拡大するために取り組んできた。特許庁はIPパノラマを活用したグローバル教育課程である「韓-WIPO共同の国際知的財産教育課程」をWIPO、KAIST、韓国発明振興会と共同で運営している。

2010年から運営してきたAICCでは、知的財産専門人材を養成し、国内外企業における知的財産活用能力の向上を目指してきた。今年は82カ国の824人がオンラインで受講し、そのうち成績が優秀な25人を選抜し、ソウルでより踏み込んだ内容の教育を実施する。

今回のAICCでは、知的財産分野の専門家である米国ノースウェスタン大学ロースクールのクリントン・フランシス(Clinton Francis)教授、技術取引とライセンシングの専門家である南アフリカ共和国のタナ・ピストリウス(Tana Pistorius)教授、KAIST知識財産大学院のパク・ソンピル教授、WIPOアカデミーのキャロライン・ストラン(Caroline Storan)などが、グローバルなビジネス経営環境における知財活用戦略などについて講義する。

特許庁多国間機構チームのチーム長は「韓国の強みである知的財産と知財関連教育分野のノウハウを組み合わせることで国内外の優秀な人材のグローバル知的財産競争力を高めると同時に、韓国の国際知的財産教育先導国としての存在感を保っていく」と述べた。

AICCの詳細については、インターネットのホームページ外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますで確認できる。

ジェトロ・ソウル事務所知的財産チーム

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