知的財産ニュース 特許庁、第1期特許審判諮問委員委嘱式を開催

2017年12月21日
出所: 韓国特許庁

特許審判院の審決に対する品質評価手続きに初めて民間委員が参加する。

特許審判院は21日午前11時、政府大田庁舎で第1期特許審判諮問委員委嘱式を行い、品質評価委員会を開催した。

特許審判院は特許、商標、デザインの無効、拒絶査定不服などの審判を担当し、実質的に第一審裁判所に当たる機関である。審判品質の評価とは、特許法院で取り消された審決の原因を分析し、制度の研究および共有が必要な事案を選定して審判官に還流する手続きである。

これまで審判品質の評価は、特許庁の内部の人からなる評価委員会で行われてきたが、今回は外部委員が評価委員会に半分以上含まれるようにし、評価の客観性と透明性を高めた。

諮問委員は学界、公共機関‧産業界、弁理士業界など、さまざまな分野の専門家からなっており、今後、審判品質の評価だけでなく、審判政策および技術諮問などの役割も果たす予定である。

審判院長は「行政の透明性および公正性向上に向け、審判手続に外部の人が参加するのは時代の要請だ」とし「今後、人工知能(AI)、モノのインターネット(IoT)、ビッグデータなど、第4次産業革命時代の先端技術分野における外部諮問委員を拡充して専門審理委員制度に発展させたい」と述べた。

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