知的財産ニュース 特許庁、「2017全羅南道知的財産フェスティバル」を開催

2017年11月28日
出所: 韓国特許庁

韓国特許庁は、全羅南道と共に11月29日(水曜)~30日(木曜)の二日間、全羅南道の羅州スポーツパークで「IPの創出からIPを通じた産・学協力、優秀なIP技術企業の育成」まで地域全般における知的財産基盤の成長を図るために「2017全羅南道知的財産フェスティバル」を開催する。

このイベントは、全南知識財産センターなど11の関連機関が共同主管し、IPの創出館やIP産学協力館、IP産業育成館である知的財産に関わるテーマ館からなる。VRカードボードづくり、カリグラフィーを通じた自分の模擬商標出願、ロボットサッカーなどを用意し、児童・生徒・学生から道民、企業家まで参加できる知的財産の祝祭の場である。

「IPの創出館」では、29日(水曜)の小中学生を対象にする「知的財産ゴールデンベル」を、30日(木曜)には大学生・一般人を対象にする「知的財産・一般常識クイズショー」が行われる。また、韓国ストーリーテリング発展フォーラムの代表が「小さなアイデア!世界の大きな変化」をテーマに講義を行う。

他にも全南知識財産センター、特許法律事務所、デザイン専門会社、順天大学創業支援団が「知的財産の事業化の成功例」と「政府の支援内容」を紹介する。

「IP産・学協力官」では、全南地域の大学・研究院の中核技術説明会を通して優秀な技術の移転を進め、優秀な創業企業による投資誘致説明会が行われる。また、大学や研究機関が共同で活用可能な研究機器(697の試験分析および試料前処理装置など)に対する統合説明会も行われる。

「IP産業育成館」では、全南地域の「知的財産・企業支援担当公務員ワークショップ」と「全南の知的財産経営者クラブ交流会」が行われ、知的財産中心の道内産業の育成について議論する。さらに、知的財産、アイデアの事業化、技術移転、金融、法律、マーケティングに関わる全南道内の関連機関の相談ブースを設ける。

特許庁長は、「昔から全羅南道は、李舜臣将軍、羅大用将軍などの優れたアイデアと知略で国を守ってきたところで、第4次産業革命時代には全南道民のアイデアや特許戦略が勝者の条件」とし「今後も全羅南道の知的財産創出の雰囲気拡大と企業の安定した知的財産経営環境を整えるために韓国特許庁は地道な努力を続けていく」と述べた。

ジェトロ・ソウル事務所知的財産チーム

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