知的財産ニュース 特許庁、「2017特許検索戦略カンファレンス」を開催

韓国特許庁は特許検索に関心がある一般人およびIP業界の従事者を対象にし「2017特許検索戦略カンファレンス」を11月28日(火曜)午後1時にソウルアモリス駅三で開催する。

今回のカンファレンスでは最高の専門家である特許庁の審査官が技術分野別に効率的な特許文献検索技法や検索ノウハウを紹介し、特許庁の先行技術調査事業と関連する主な施策に対して説明する予定である。

第1セッションでは3つの技術分野に分け、機械分野ではFI/F-term DBを利用する機械装置検索戦略を紹介し、化学分野ではSTN DBによる化学構造式検索戦略、ICT分野では標準文書DBを活用する検索戦略などが発表される。

第2セッションでは特許庁が進めている「先行技術調査専門機関登録制」の進行経過および「先行技術調査結果審査前提供」制度に対する紹介と質疑応答が行われる。

また、特許検索サービス市場を活性化させるために国内外の7の企業が参加する広報ブースを設け、さまざまな特許検索DBと検索エンジンを紹介する予定である。

特許庁関係者は「第4次産業革命時代を迎え、特許技術文献が急増（＊）しており、適切な特許技術を検索するためには効率的な特許検索戦略策定が必要だ」とし「今回のカンファレンスを通じ、多様な特許検索ノウハウを共有できることを期待している」と述べた。

＊ (検索対象文献の急増)2015年の一年間、全世界における特許出願件数は290万件となり、過去10年間(05～15)で年平均5.5ポイントずつ増加してきた。学術検索エンジンであるグーグルスカラーは14年時点で1億6000万件の学術資料を搭載

このカンファレンスに関する情報は韓国知識財産サービス協会のホームページで確認でき、お問い合わせは主管機関に電話(02-3789-7011)で連絡すれば良い。