知的財産ニュース 「2017第2回部処間の公共技術移転ロードショー」が開催

2017年11月21日
出所: 韓国特許庁

科学技術情報通信部、産業通商資源部、国土交通省、海洋水産部、中小ベンチャー企業部、特許庁は11月23日(木曜)、「2017年第2回部処間の公共技術移転ロードショー」(以下、ロードショー)を世宗大学コンベンションセンターで開催する。

今回のロードショーは、優秀な公共技術を中小・中堅企業に移転することで中小・中堅企業の技術革新を誘導し、新たなビジネスを切り拓くために行われる。特に、今回のロードショーには海洋水産部が新たに参加し、革新成長に向けた政府レベルの協力を拡大した。

*協業部処(参加年度):中企部、特許庁(13年)、科学技術情報通信部(15年)、産業部(16年上期)、国土部(16年下期)、海洋水産部(17年下期)

また、科学技術情報通信部は基礎・源泉技術だけでなく、第4次産業革命の基盤技術であるICT技術まで拡大し、優秀な公共技術を発掘した。その結果、今回のロードショーでは60の大学と32の公共研究機関が保有する約1,000件の優秀な公共技術が発掘された。

ロードショーの第1部では公共技術の移転を受けて事業化につなげようとする中小・中堅企業と大学・公共(研)間の技術移転調印式(*)および第4次産業革命時代における企業の成功戦略や投資の方向に対する基調講演が行われる。

*KIST-カテクエイチ(契約技術料15億ウォン)、韓国建設技術研究院-シンウテックパック(2億ウォン)、延世大学-ルロギン(1億ウォン)、国民大学-セジュン情報技術(0.6億円)、KIOST-オーシャン・パートナーズ(0.3億円)、KRISO-オーシャンスペース(0.2億円)など、計6件(19.1億円)

特に、韓国科学技術研究院はカテクエイチに炭素繊維複合素材のリサイクル技術(*)を15億ウォンに移転し、公共技術の高付加価値を立証する予定である。

*航空宇宙、自動車、船舶、スポーツ用品など、産業全般にわたって多様に活用される高価な炭素繊維複合素材を、水を利用して回収する技術

第2部では大学・公共(研)と中小・中堅企業間の技術移転相談会(*)、公共技術事業化の資金を調達するための投資誘致説明会などが行われる。

*50以上の企業が技術移転について相談する予定

また、優秀な公共技術の試作品を展示(*)し、企業が技術を直接確認して興味のある技術について相談できるようにする。

*建国大学(1個)、光云大学(1個)、国民大学(1個)、慶尚大学(2個)、桂園芸大(1個)、科学技術院(2個)、大邱大学(4個)、三育大学(2個)、世宗大学(1個)、建設技術研究院(1個)、電子部品研究院(1個)など、計17の展示

今回のイベントでは、ロードショーを通じてマッチングされた公共技術の事業化を支援するための部処別の商用化R&Dプログラムを紹介し、今後、地域戦略産業などと連携してこのプログラムを拡大していく予定である。

韓国政府はロードショーを中小・中堅企業の売上高増、雇用創出のためのプラットフォームとして拡大し続ける計画である。

政府関係者は「第4次産業革命時代には優秀な技術を確保し、グローバル競争力を備えることが重要である」とし「優秀な公共技術が韓国の中小・中堅企業の革新成長をリードし、質の高い雇用を創出するように、関係部署や関連機関との協力をさらに強化していく」と強調した。

ジェトロ・ソウル事務所知的財産チーム

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