知的財産ニュース 特許庁、「2017生活発明コリア」を主催

2017年11月20日
出所: 韓国特許庁

韓国特許庁が主催し、韓国の女性発明協会が主催する「 2017生活発明コリア」に出品された女性のアイデア発明品が11月21日から生活発明コリアのホームページ外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますで公開される。12月4日までネットユーザーを対象に投票が実施され、12月6日(水曜)午後2時からソウル三成洞のCOEXで公開審査と授賞式が行われる。

今年で4回目を迎える生活発明コリアは生活の中で生まれた女性の創造的な発明アイデアを製品化につなげる機会を提供し、知的財産権を通じた権利化および事業化までを支援する事業である。

2月1日から4月10日までホームページとモバイルでアイデアを受け付け、オンライン書類審査、先行技術調査、面接審査を行い、40対1の倍率をくぐった35点の最終支援対象作が選ばれた。

受付日を基準に、知的財産権として出願されたことのないアイデアを応募する<部門1>と、特許・実用新案などに出願(登録移転)されたが、製品化されたことのないアイデアを応募する<部門2>に分け、専門家のコンサルティングと試作品の製作などを支援する。

12月4日までのネットユーザーの投票、12月6日の現場での公開審査点数を合算し、最高の大統領賞を受賞する<部門1>では、野外活動をあまりしないペットのための照明機器、母親と子供が横になって一緒に使う書見台、焼き魚の匂いを消す海藻類成分が入っている調理機器など、日常生活が楽になる22点の斬新なアイデア製品を披露する。

<部門2>ではキャンプ場で使える有用なキャリア兼テーブル、シートマスクに残っているエッセンスをきちんと集めてくれる包装袋など、商品性や技術力を認められた13点のアイデア製品が授賞式で展示される。

12月6日(水曜)にはソウルのCOEXカンファレンスルームで生活発明コリアの最終審査と授賞式が行われる。公開オーディション形式で行われる最終審査では、選定者が観客と専門審査委員に自分のアイデア製品を紹介・説明し、評価を受ける。

特許庁と韓国女性発明協会は、事前に行われるネットユーザーの投票と最終審査の点数を合算して最高点数をとった選定者に大統領賞をはじめ、賞金1千万ウォンを贈呈する。また、順位に応じて国会議長賞、国務総理賞、科学技術情報通信部、産業通商資源部、保健福祉部、女性家族部の長官賞と特許庁長賞などが授与される。

関心のある人なら誰でも公開審査および授賞式に参加できる。また、生活発明コリアのホームページで事前に申し込み、会場に来れば、抽選で記念品と景品も受けることができる。

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