知的財産ニュース 中韓特許庁長会談が開催

2017年11月20日
出所: 韓国特許庁

11月17日、中国の杭州で「中韓特許庁長会談」が開かれた。韓国特許庁長と中国国家知識産権局長は特許、デザイン分野で両国が協力した成果が国際的な成功例につながるよう、協力レベルを上げていくことで合意した。

特に、今回の会談では両国に出願された同一の発明を中韓審査官が一緒に審査する「特許共同審査(CSP)事業」に関する覚書(MOU)が交わされた。中国が最初にCSP事業に参加するために韓国と連携する意義は大きい。また、両国の関係省庁間で交わした最初の覚書である。

*2017年11月時点、世界で米韓、日米間の2つのCSPが運営されている。

両特許庁はデザイン優先権書類の提出における電子的交換を迅速に推進していくことでも合意した。これで韓国出願人が中国にデザインを出願(*)する時やその逆の場合、提出しなければならない優先権書類を両特許庁が電子的に交換することで、書類の提出に伴うコストや負担が激減されることが期待される。これまで国家間でデザイン優先権書類を電子的に交換したことはない。

*韓国で中国に出願したデザイン件数:2,135件(2016年)

中韓特許庁は中国が進めているデザイン審査能力の強化、デザイン分類体系の開発などに韓国が積極的に協力するなど、デザイン分野でも協力を強めることで一致した。

これまで特許庁はCSP、デザイン優先権書類の電子的交換など、中国が進める対外協力事業に協力するために中国と実務的協議を続けてきたが、内外部の要因により遅々として進まなかった。ところが最近、中韓関係が友好になる中で進展を見せ、知的財産権分野における中韓の協力強化につながったとみられる。

韓国特許庁長は「中国は世界最大の市場であり、知的財産権の出願件数が世界最多ということを考えると、今回の会談で合意された両国間の知的財産権獲得手続きの簡素化などは、中国に進出する韓国人や企業に便益を与えるだろう」と評価し、

「知的財産権の国際舞台で存在感を高める中韓が協力を強めることは、知的財産権分野の国際的議論やルール作りを先導していく上で役立つだろう」と訴えた。

ジェトロ・ソウル事務所知的財産チーム

ジェトロ・ソウル事務所 知的財産チームは、韓国の知的財産に関する各種研究、情報の収集・分析・提供、関係者に対する助言や相談、広報啓発活動、取り締まりの支援などを行っています。各種問い合わせ、相談、訪問をご希望の方はご連絡ください。
担当者:浜岸、曺(チョウ)、柳(ユ)
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